水嶋ヒロ主演「黒執事」の宮殿は佐賀県にあった!
2014.01.28 16:30
現在公開中の映画『黒執事』は、水嶋ヒロが美しくて冷酷な執事セバスチャン、剛力彩芽が男装の令嬢・幻蜂汐璃をそれぞれ演じている。2人が生活を送る建物は、ヨーロッパの王族が住む宮殿そのものといった雰囲気だが、CGではなく実写で撮影が行われた。しかもその宮殿は、意外にも佐賀県にあるという。
ロケが行われたのは、佐賀県有田町にある酒と器のテーマパーク「有田ポーセリンパーク」内に建っている「ツヴィンガー宮殿」だ。ドイツ・ドレスデンにあるザクセン候の居城、ツヴィンガー宮殿の見取り図をもとに、それを模して建てられた。庭も似せて造園されたという。
佐賀県のウェブサイトによると、映画『黒執事』で撮影する洋館を探しているという話が佐賀県フィルムコミッションに来て、県内のいくつかの洋館を紹介したところ、18世紀初頭のドイツ・バロック建築の宮殿を再現したツヴィンガー宮殿が「監督のイメージに合う」ということで、ロケが行われることになった。
普段は陶器のギャラリーとして使用され、結婚式披露宴やコスプレ撮影会の会場としても利用される。コスプレイヤーが集うウェブサイト「COSPLAYERS ARCHIVE」では、5点満点中4.7点の高評価、「洋風・ファンタジー等にめっちゃ合います!!」などといった声が寄せられている。
施設を運営しているのは地元の酒造メーカー。食事はテーマパークにしてはリーズナブルで、焼酎の無料試飲もできるそうだ。場所は佐賀と長崎の県境に近く、ハウステンボスまでは西九州自動車道を利用してクルマで25キロほど。