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地元の味がギュッ!と詰まった「ご当地ビール」をこよなく愛する地域とは

at home VOX

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2016.07.07 11:24
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地ビールのイラスト
地ビールのイラスト

以前のアンケート結果により、日本人のほぼ半数がビール党、そしてビールをたくさん飲んでいそうな地域は北海道・沖縄・高知だということがわかりました。このようにat home VOXでは地域とビールの関係を調べてきましたが、このテーマならやはり「地ビール」は外せません!

今や地ビールは日本各地で作られるようになり、「ご当地ビール」として観光資源に使っている地域もたくさんあります。職人が丹精込めて作ることから「クラフトビール」とも呼ばれていますね。

今回のアンケートでは、そんな地ビールについて調べてみました。

まずは単刀直入に、住んでいるエリアの地ビールは好きかどうかを調べてみましょう。

Q.お住まいの地域の地ビールは好きですか?

地ビールグラフ
地ビールグラフ

「はい」と答えた人の割合はわずか15.4%と、いきなり少なめの結果に……。とはいえ「どちらでもない」が42.5%と多いので、もしかしたら地元の地ビールを知らない、または飲んだことがない人が多いだけなのかもしれませんね。

では、特に地ビール好きな人が多い地域はどこなのでしょうか。

Q.お住まいの地域の地ビールは好きですか?

地ビールエリア
地ビールエリア

注目したいのが1位の岩手と沖縄、そして3位の埼玉。実は上位にランクインしたこれらの地域はそれぞれ、知名度の高い地ビールの生産地という共通点があるんです。

●岩手…地ビールの先駆け的存在の「銀河高原ビール」

●沖縄…アメリカ統治下の昭和32年に誕生した「オリオンビール」

●埼玉…川越市の異名「小江戸」を冠した「COEDO」シリーズ

そんな強豪ひしめくランキングの中で、埼玉と同率3位の岡山の存在感がキラリと光ります。岡山といえば日本酒の酒米「雄町米」が有名なほかに、全国屈指のぶどうの生産地ということからワインを思い浮かべた人もいるかもしれません。そんな岡山の地ビール、どんなものがあるのでしょうか?

ざっと調べてみたところ、以下のブルワリーがありました。

【吉備土手下麦酒】 http://kibidote.jp/

【独歩・倉敷麦酒(宮下酒造)】 http://www.msb.co.jp/

【作州・津山ビール(多胡本家酒造場)】 http://tago.yd.shopserve.jp/beer/

【ドイツの森 吉井高原ビール】 http://www.farmpark.co.jp/doitsunomori/

【三石耐火煉瓦ビール】 http://mtaika.jp/house/lemani.php

【真備竹林麦酒醸造所】 http://mindkokoro.web.fc2.com/beermabi.html

この中でat home VOXが注目したのは「吉備土手下麦酒」。世界一でも日本一でもない、街角の豆腐屋のような「普段呑み」のビール屋を目指すという醸造主がつくるビールは麦100%のこだわりの味。作りたてをそのまま飲める「普段呑み場」もあり、安くて美味しいビールが手軽に楽しめると人気です。

普段呑みのビールとは? どんな思いでビールを造っているのでしょうか? 吉備土手下麦酒醸造所の永原さんにインタビューしてみました!

永原さん「岡山はもともと酒造りが盛んな街。そんな岡山の酒蔵が伝統とともに次々消えていくのが残念で、8年前から“皆さん呑んで”と“おかさけ宣言”を合言葉に、『おかやま酒祭り』『ハワ恋ビアフェスタ』などの取り組みを始めました。それがもしかしたら、at home VOXさんのアンケートで岡山が3位という結果につながったのではないかと思うと、感動と感謝でいっぱいですね」

「おかさけ宣言」とは、「10杯に1杯、岡山のお酒を呑む」という意味が込められているそう。これによって岡山の酒造りの歴史を伝えていこうという考えだとか。また岡山では、お酒のイベントが多数開かれており、酒文化を盛り上げていこうという動きが活発です。

永原さん「普段呑み場は高いイメージのある地ビールを少しでも安く楽しんでいただくため、『できたてのビールをそのままグラスで』お出ししている飲食スペースです。地元に根ざしたビールを目指して、末永く普段呑み場を親しんで頂けるよう努力しています」

ちなみに普段呑み場は現在改装中で、7月中旬からは12時から22時まで予約なしで利用できるそう。ただ不定休のため、事前にWebサイトで営業しているかをチェックしましょう!

そんな岡山の酒造文化を支える吉備土手下麦酒醸造所は、小規模ながらも20種類以上のビールを用意しています。豊富なラインナップの裏には一体どんなヒミツがあるのでしょうか。

永原さん「当醸造所のビールは、さまざまな方との出会いから産まれています。たとえば、米農家さんの『米はビールの原料にならんのか?』というひと言や、藍染職人さんの『藍色のビールはどう?』という声など。また、『うちの桃を使って!』と言ってくださる方もいます。どのビールもオススメですので、気になったものを好きに味わってほしいですね」

岡山の酒造文化を引き継ぎつつ、地元の魅力をビールに取り入れているんですね。同じように取り組んでいるブルワリーはほかの地域にもあると思いますが、こうして具体的に聞くと、岡山県民ならずとも「呑んでみたい!」と思わせられます!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>

対象/対象/全国20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)

調査方法/インターネットリサーチ

調査時期/2016年5月

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