<文 中島早苗(東京新聞情報紙「暮らすめいと」編集長)>
洋食器ファンならその名を知らぬ人はいない、ドイツのマイセン窯。ヨーロッパ初の硬質磁器製造に成功し、1710年に王室磁器製作所設立を布告したマイセン磁器の、動物にテーマを絞った展覧会が東新橋のパナソニック汐留美術館で開催されている。(19年9月23日まで。水曜休館)
同美術館とともに主催の東京新聞のウェブサイトでも、同展について写真入りで紹介している。
8月の平日昼間に会場を訪れてみると、館内には約120点の作品が並び、その8割が彫像作品、しかも9割が初公開だった。