乾杯条例ブーム、だけど...「押し付けでは?」と再検討する自治体も
2014.02.27 13:50
日本酒やワイン、焼酎など地域特産のお酒で乾杯することを推奨する、いわゆる「乾杯条例」が話題だ。京都市など複数の自治体で導入され一種の「ブーム」となっているが、条例の制定を見合わせる自治体も出てきた。
2014年2月26日付けの「新潟日報モア」によると、新潟県阿賀町は3月の町議会定例会で提出を予定していた「阿賀町ふるさとの地酒で乾杯条例」を見合わせた。地酒という嗜好品の押し付けになりかねないとの懸念から、地酒だけにこだわらず、地元の名産である山菜や自然薯(じねんじょ)、糀(こうじ)、漬物など町特産品に対象を広げるよう再検討するという。
ちなみに町内には清酒の蔵元が2社ある。江戸時代寛永年間の創業で一貫して辛口にこだわりつづけた「麒麟山酒造」と、1880年創業ですっきりした味わいが特徴の「下越酒造」だ。