凶暴な「カミツキガメ」が静岡で急増中...「だけど、本当に悪いのは?」
ナイフのように鋭い歯を持ち、人の指を噛みちぎるほどの力を持つという「カミツキガメ」。最大で全長1メートルにも達するというこの危険な外来生物が、いま静岡県内各地で急増しているらしい――。
この事実は、2015年6月22日放送のスッキリ!(日本テレビ系列)で明らかとなった。放送によれば、静岡県内ではカミツキガメの目撃情報があいついでおり、6月5日には御前崎市の通学路を歩いていた体長70センチの大物が捕まったという。一部地域では繁殖も確認されているようで、今後さらに生息数が急増する可能性も考えられる。それを受け21日に、静岡市の麻機遊水地で120個ものカゴを使った大規模な捕獲作戦が行われた。
だが、カミツキガメは1匹も捕獲できず。カゴの中にかかっていたのは、ライギョ、クサガメ、アカミミガメ(ミドリガメ)などの外来種ばかり。これには、捕獲作戦に参加していた静岡大学の加藤英明教授も「(カミツキガメは捕獲できなかったが)多くの外来種がいるとわかりました。日本の生き物が追いやられます」と指摘した。
放送を受け、ツイッターには地元民を中心に驚きと恐怖の声がいくつも寄せられた。
え、静岡でカミツキガメってなんだこわ...しかも静岡市だろ?こわこわ
— 粉砕もち、かこ。 (@hunnsaimoti) 2015, 6月 22
地元の近所の川にカミツキガメが繁殖してるという悲報、(; ´? ? )
— tomoko (@tmk1123_) 2015, 6月 22
カミツキガメ恐い。
— たかぎーヌ (@yuto9327takagi) 2015, 6月 22
おい沼津にカミツキガメがいるらしいぞ!気をつけろ!
— 巳城にな (@nina_jack86) 2015, 6月 22
しかし、上記のような「カミツキガメやほかの外来種が悪い」といった報道内容に疑問を抱いた人も多かったようだ。ツイッターには、今回の報道を批判するコメントもいくつか見られた。
今日のスッキリであたかも外来種のカミツキガメが悪の根源として、特集されていたけど、おかしくないか?カメが突然変異で日本に出現したわけでも、空を飛んでやってきたわけでもなく、誰かが持ち込んで、放棄したから、繁殖したわけだろ。批判するべきは持ち込んだ人間だろッ!
#スッキリ
— うさぎさん (@usagi2525san) 2015, 6月 22
カミツキガメが悪いみたいな報道すんなよ
— オム子:re (@fuwafowa96) 2015, 6月 22
カミツキガメは悪くない。野に放つ人間が悪いのや。
— ターニャ.b (@e_kun195) 2015, 6月 22
カミツキガメ駆除のニュースを見るたびに、勝手に人間に捨てられて、悪者扱いされて駆除されるのって可哀想やなぁと思う
カメは一生懸命生きちゅうだけやのにね
— 福田 (@mazi415) 2015, 6月 22
一応、司会の加藤浩次さんも「飼い主がこういう問題を招いています」とフォローは入れているが......。