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「西諸弁標準語化計画」から生まれた、個性あふれる小林市のポスターたち

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.03 14:08
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「ぎをいう(文句を言う)」、「やまいもをほい(酔っぱらって、くだをまく)」、「ちんがら(滅茶苦茶)」――。なんともシュールな語感の「西諸弁(にしもろべん)」に、市民や出身者から送られた、これまたシュールな写真素材を組み合わせた「西諸弁ポスター」が、宮崎県小林市が運営する「てなんど小林プロジェクト」のFacebookページに公開されている。

市民や出身者から集まった応募をもとに市役所の担当課が作成するポスターは、2015年3月20日時点で45点が公開中。

やんちゃそうな子どもが「ぎおいう(文句を言う)」姿?
やんちゃそうな子どもが「ぎおいう(文句を言う)」姿?
南九州では定番だという早口言葉に、男性に扮した女性の写真が強烈だ
南九州では定番だという早口言葉に、男性に扮した女性の写真が強烈だ

宮崎県の西諸地方で使われている「西諸弁」は、諸県(もろかた)方言の一つに分類される。2007年の流行語大賞を受賞した、元宮崎県知事の東国原英夫さんの「どげんかせんといかん」の「どげんか(どうにか)」も諸県方言の一つだという。

作品を見てみるとどれもインパクト抜群の仕上がりで、今まで西諸弁に触れたことのない人でも、笑いや郷愁を誘われそう。同地域の住民や出身者からは、「笑った!」「懐かしい!」「あるある!」「久々に帰ってみようかな!」と話題だという。

「西諸弁標準語化計画」を合言葉に展開している同ポスターの制作は、市のPR事業「てなんど小林プロジェクト」の一環として行われたもの。公開中のウェブサイト「てなんど小林プロジェクト」では、西諸弁ポスターを含め、住民が編集するインターネット百科事典「こばぺでぃあ」、会話などを聞いて西諸弁を覚える「西諸弁ラーニング(仮)」の体験版、コンテストに出品された写真、動画を閲覧できるギャラリーなど、さまざまなコンテンツを順次公開する予定だ。

「西諸弁ポスター」の好評をうけ、同市は展覧会の開催を決定。24点のポスター作品を、同市産の木材を使用したパネルに掲示する。会場は、のじりこぴあメロンドーム(宮崎県西諸県郡野尻町)。開催期間は、2015年4月12日まで。

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