和歌山の水族館で「エビ偽装展」

和歌山県すさみ町の「エビとカニの水族館」で「わかるかな？ エビの偽装」と題した比較展示を始めた。相次ぐ食品偽装問題が解決するまで続けるという。

茶色の縞があり尾が鮮やかな青のクルマエビと、脚の赤いクマエビ（グリーンタイガー）を同じ水槽で展示。クルマエビと称してブラックタイガーを使った店が発覚したが、比較してその違いを際立たせる意図があるようだ。

参考：尾の青いクルマエビ（m.brewさん撮影）

このほか、イセエビとオーストラリアイセエビ、アフリカミナミイセエビを比較した展示もある。館長の森拓也氏は紀伊民報のウェブサイトの連載コラムで、

「ミナミイセエビの仲間は、イセエビのように第２触角の基部に洗濯板のような発音器がないので、ギイギイと音を発することがないのと、甲羅に複雑な石垣を思わせる浮き彫りがあるので、簡単に見分けられる」

と指摘している。