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擬人化はついにここまで?! 長崎の「坂」を美少女化した「ながさき坂道むすめ」がかわいい

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.06.11 06:00
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「ながさき坂道むすめ」缶バッジ(画像提供:MODAL)
「ながさき坂道むすめ」缶バッジ(画像提供:MODAL)

長崎市は坂の街だと言われる。市の中心部は三方を山に囲まれており、その斜面に住宅が連なっている。この斜面に数多くの個性的な坂が存在し、長崎ならではの独特の景観を創りだしているのだ。

長崎の坂道が女性キャラクターに漫画化されたユニークな缶バッジ「ながさき坂道むすめ」が発売され、話題となっている。例えば、有名なオランダ坂の場合は、「方向音痴の一等航海士、チュウリップ・ネーデル」という女性に擬人化されている。オランダ人女性という設定のようだ。

オランダ坂パッケージ表面(画像提供:MODAL)
オランダ坂パッケージ表面(画像提供:MODAL)

このように、長崎市内の坂道の中から、オランダ坂を含めて21カ所の坂を厳選し、それぞれの特色を生かしてキャラクター化しているのだ。

この缶バッジを企画・プロデュースしたMODALの林田英昭さんに、電話で話を聞いてみた。

この企画がスタートしたのは、昨年のこと。以前、ポストカード集「幕末NAGASAKI」で仕事をした漫画集団「DEPαRTURE」の協力を得て、キャラクターづくりは順調に進んだという。

しかし林田さんは満足していなかった。実は、漫画化の資料用にするため、坂を訪れ、写真を撮影し、図書館で史実を調べているうちに、実際の坂のガイドページをウェブ上につくりたいと思うようになったのだ。「坂のキャラ化だけで終わりたくなかったんです」と林田さんは語る。21カ所の坂を取材した成果を写真と文章にまとめて、「ながさき坂道めぐり」というページも完成し、公開されている。

缶バッジのパッケージ裏面には、その一部が次のように紹介されている。

オランダ坂パッケージ裏面(画像提供:MODAL)
オランダ坂パッケージ裏面(画像提供:MODAL)

21カ所の坂のうち、林田さんのお気に入りの坂を聞いてみた。「六角道という坂は、道の真ん中に樹齢数百年と伝えられる楠の御神木が並んでいます」とのこと。長崎公園を通って長崎中学校へと上がるところにある。パッケージ裏面には、次のように解説されている。

六角道パッケージ裏面(画像提供:MODAL)
六角道パッケージ裏面(画像提供:MODAL)

この六角道を擬人化したキャラクターは、こんなにセクシーな美女に......。

六角道キャラクター図案(画像提供:MODAL)
六角道キャラクター図案(画像提供:MODAL)

歳を忘れた御神木の精霊「くすのきさま」、樹齢のわりに見た目は若い、という設定だ。

21カ所の坂のひとつひとつを、擬人化されたキャラクターと比較しながら、「ながさき坂道めぐり」のガイドページを読んでみるのは、なかなかおもしろいだろう。坂道を実際に歩くと、もっと楽しいかもしれない。

この缶バッジについて、林田さんは「修学旅行で長崎にやって来た学生さんたちに、お土産として買ってもらえるといいな、と思ってます」と語る。缶バッジの価格は税込380円。出島とグラバー園内売店や、市内の土産物店で販売されている。

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