関西人が「ホッピー」を知らない理由 メーカーを直撃してみると... 

2019年7月14日 18:00

アルコールと割って飲むのはなぜ?

ホッピーといえば焼酎などのアルコールで割って飲むのが一般的だが、そもそもは「割って飲むもの」ではなかったようだ。

ホッピーの開発は大正時代に遡る。ラムネの製造販売業を営んでいた創業者の石渡秀さんは、1926(大正15)年、信州の野沢に新しいラムネ工場を構えた。その後縁あって、大手ビールメーカーで買い占められていた、ビールの原材料である「ホップ」を農家から譲ってもらったという。

当時は高級品だったビールの代表品として「ノンビア」と呼ばれるノンアルコールビールが広まっており、市販品の中には「まがいもの」も流通していた。石渡さんは本物のノンビアを作るべく開発に着手、1948年のホッピー発売に至る。

ホッピーとアルコールを割って飲む、現在のスタイルが確立されたのは戦後のことだ。お酒やビールに代わって、人々は闇市で流通していたメチルアルコール等の質の悪いものを飲んでいたという。そこで、

「メチルアルコール等をホッピーで割ることで独特の臭みがとれ、安く美味しく早く酔える」

と、アルコールで割ることが広まっていったという。

なお、メチルアルコールは毒性が強く、飲んだ場合は死に至ることもある。非常に危険なので、飲むのは絶対にNGだ。

歴史あるホッピーだが、担当者に今後の販売地域を聞くと、

「本当にゆっくりとではありますが徐々に拡大し、広がった先で浸透しているのが実態です。海外への進出も視野に入っております」

とのこと。

「関東の飲み物」のイメージは間違いではなかったようだ。

(7月15日11時追記)
メチルアルコールの危険性を伝える記述を、本文中に追加しました。

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