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染めたみたいに鮮やかだ... 野に育つ「天蚕」が作る「緑の繭」が美しい

松葉 純一

松葉 純一

2021.02.20 20:00
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蚕(かいこ)作る「繭(まゆ)」といえば白いものという先入観があるが、こんな色の繭を見たことがあるだろうか?

こちらは、2021年2月10日に投稿されたツイート。

天蚕(てんさん)と呼ばれる、野に育つ野生の蚕の繭だという。エメラルド色というか、うぐいす色というか、わかば色というか......、なんとも爽やかな緑色の繭である。こんな繭は、見たこともなければ、聞いたこともない。

ところが、「信州安曇野では、山蚕(やまこ)と呼ばれます」というコメントが添えられているではないか。

信州安曇野はわさびの産地として知られているが、こんな繭も作られていたのか。このツイートには9500件を超える「いいね」が付けられ、大きな反響を呼んだ。投稿者は、天蚕の飼育などを支援するYAMAKO_PROJECT (ヤマコプロジェクト)のツイッターアカウント(@yamako_project)だ。

ツイートには、こんな声が寄せられている。

「穏やかで 綺麗な色ですね」
「抹茶みたいで綺麗な色ですね」
「味わい深い緑ですね」
「山蚕の着物。素敵ですね」

天蚕とは、いったいどんな蚕で、その繭はどんなものなのだろう?

Jタウンネット記者は、YAMAKO_PROJECTに詳しい話を聞いた。

天明年間から行われている「天蚕飼育」
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