四ツ谷駅は、なぜ「四谷駅」ではないのか? 「ツ」がつく理由を徹底検証

2016年9月11日 11:00

駅ができた当時は「ツ」が珍しくなかった

四ツ谷駅ができたのは、1894年(明治27年)。

1890年(明治23年)、四ツ谷駅開業前に甲武鉄道が作成したパンフレット。見づらいが、新宿の隣に「四ツ谷」とある(国会図書館データベース)
1890年(明治23年)、四ツ谷駅開業前に甲武鉄道が作成したパンフレット。見づらいが、新宿の隣に「四ツ谷」とある(国会図書館データベース)

正式な地名としてはすでに「四谷」に統一されていたが、一般的には「四ツ谷」と「四谷」がまだ混在していたタイミングだ。

当時の鉄道会社(最初は私鉄・甲武鉄道の駅だった)の関係者の中では、こんなやり取りがあったのではないか。

担当者A「新しく作る駅の名前、どうします?」
担当者B「正式には四谷なんだっけ? でも四ツ谷って普通に言うし、『四ツ谷』でいいんじゃない?」
担当者C「そっちの方が、名前も間違えられないだろうしな」

というわけで、Jタウンネットの結論としては、通説の「読み間違いを避けるため」に加え、「当時は『四ツ谷』が普通だったので、あまり考えずに『四ツ谷』にしちゃった」説を提唱したい。

国有化の3年前、1903年(明治36年)に刊行された旅行ガイド本「中央線鉄道旅行案内」より。駅名も「四ツ谷駅」だが、地名の「四谷区」も「四ツ谷区」となっており、まだ区別があいまいだったことがうかがえる
国有化の3年前、1903年(明治36年)に刊行された旅行ガイド本「中央線鉄道旅行案内」より。駅名も「四ツ谷駅」だが、地名の「四谷区」も「四ツ谷区」となっており、まだ区別があいまいだったことがうかがえる

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