チョコミントに続くアイスの地域差・第二弾 食感の好みを分けるカギは気候の違い
先日のアンケートで、アイスのフレーバーの好みには地域差があることがわかりました。そこでat home VOXでは、さらなるアイスの地域差調査を敢行。今回のテーマは「食感」です!
アイスの食感にはいろいろありますが、今回のアンケートでは「ハーゲンダッツのようなクリーミーなタイプ」と「ガリガリ君のようなシャリシャリのタイプ」の2択で調べてみました。その結果やいかに?
Q.どちらのタイプのアイスが好きですか?
【A】ハーゲンダッツなどのクリーミータイプ 【B】ガリガリ君のようなシャリシャリのタイプ
全体では【A】のクリーミータイプの合計回答率が61.9%と、過半数を占めました。なめらかな口当たりはアイスを食べて感じる幸せのひとつですよね。シャリシャリタイプはクリーミータイプに圧倒的大差をつけられていますが、この結果を地域別に見てみると、とある傾向が見えてきました!
■「Aの方に近い」「ややAの方に近い」の合計回答率が高い地域ランキング
■「Bの方に近い」「ややBの方に近い」の合計回答率が高い地域ランキング
【A】のクリーミータイプ派が特に多いのは、北海道や東北をはじめとした北の地域、【B】のシャリシャリタイプ派が多いのは、沖縄や宮崎を筆頭とした南の地域と、南北で見事に好みが分かれました!
涼しい北の地域では濃厚さを楽しめるクリーミーなアイス、暑い南の地域では涼しさを感じられるさっぱりとしたアイスが人気のようですね。
実は、気温とアイスのタイプ別の売り上げには密接な関係があるんだとか。日本アイスクリーム協会専務理事の小林景さんは、以下のような見解を示しています。
小林さん「一般にアイスクリームは気温が摂氏22~23℃を超えると売れるようになる。ところが30℃を超えると逆に氷菓やかき氷が売れるようになってしまい、アイスクリームの売り上げが鈍る傾向がある」
(出典:「アイスクリームの謎 売れる気温、サンデーの語源」NIKKEI STYLE)
この説は、今回のアンケート結果である「北の地域ではクリーミータイプ、南の地域ではシャリシャリタイプが人気」と一致していますね!
ちなみに今回のアンケートでは、各地域ならではのご当地アイスも聞きました。するとここでも、どうやら同じような傾向が出ています。
Q.お住まいの地域ならではのアイス・ソフトクリームを教えてください。
北海道…夕張メロンソフト、北海道牛乳ソフト
宮城…ずんだソフト
奈良…柿シャーベット
広島…レモンシャーベット
鹿児島…白くま
北はソフトクリームに代表されるクリーミータイプ、南はシャーベットやかき氷といったシャリシャリタイプのアイスがそれぞれ挙がりました!
先日のフレーバーの記事と同様、食感も南北で好みが分かれることが明らかになったアイスクリーム。旅行などでご当地アイスを食べるとき、ちょっとした話の種になりますね!
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年7月
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