人とつながる賃貸住宅「大森ロッヂ」の魅力

2015年8月 6日 11:30

築40〜50年の木造住宅を、その古さを活かして再生し、路地を介して緩やかに住人同士の暮らしがつながる場となっている点で、賃貸住宅界で注目を集めている「大森ロッヂ」。この、昭和の風情を色濃く残した住まいはどんなきっかけで誕生したのでしょうか。住人有志によって開催された夏祭りに参加して、その"昭和の趣"を味わいつつ、住人の皆さんや大家さんに思いを直撃してきました。
時を経た建物のみが持つ、ほっと落ち着く魅力

下町的な風情ある街並みの大森町。京急線・大森町駅から歩いて2分という駅に程近い路地を進むと、木塀と黒壁が連なる一角が出現します。懐かしい面影をまとう「大森ロッヂ」は、昭和30〜40年代に建てられた8棟の文化アパートを、2009年以降順次、リノベーションした賃貸住宅。今年(2015年)6月には、大森ロッヂで初めての新築長屋(店舗付き住宅)が完成し、現在は14世帯、計19人が暮らしています。

リノベーションといっても、水まわりの位置は変えず、ネジ式の鍵付き木製サッシなど、古くても使えるものは可能な限り活かしています。細かい間仕切りや天井を取り払って、隠れていた丸太の梁と屋根傾斜を現し、小さいながらも開放感あるつくりになっています。

住人の方にうかがうと、皆さん顔をほころばせながら暮らし心地を語ってくれます。
「建物自体の魅力にはまっています。古い平屋って、東京だとなかなか住めないですよね。木の梁や三角屋根のある空間は何だか落ち着きます。この家の雰囲気に影響されたのか、梅酒やお味噌を自分でつくるようになりました(笑)」(K.Oさん)
「仕事から帰ってくるとほっとします。おばあちゃんちにいるような心休まる家です」(M.Kさん)

とはいっても、古い木造住宅で気密性が高くないつくりだから、お互いの生活音やサッシの隙間風が気になったり、ほとんどの部屋にお風呂がなくシャワーのみだったりという不便さもあります(近くに銭湯あり)。
そうした不便さを気にせず、逆に不便さを楽しめる人ばかりが大森ロッヂには集まっているようです。

【画像1】(左)敷地内には花台や砂利道なども。浴衣でそぞろ歩くのが似合う。(右)緑が映える黒い縁台、花模様の磨りガラス、ガラガラ開け閉めする木のサッシなど、ノスタルジックな雰囲気(写真撮影:左/SUUMOジャーナル編集部、右/金井直子)
【画像1】(左)敷地内には花台や砂利道なども。浴衣でそぞろ歩くのが似合う。(右)緑が映える黒い縁台、花模様の磨りガラス、ガラガラ開け閉めする木のサッシなど、ノスタルジックな雰囲気(写真撮影:左/SUUMOジャーナル編集部、右/金井直子)
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