徳島・鳴門で世界レベルの「渦潮」と「美術品」を楽しむ

   全国的に有名な「鳴門の渦潮（うずしお）」ですが、皆さんは実際に見たことがありますか？　渦潮は最大で約30メートルにも達し、世界一の大きさです。

   徳島県と淡路島の間にある鳴門海峡をまたいで建設されたのが、全長約1340メートルの大鳴門橋（おおなるときょう）。1985年（昭和60年）に建設されたこの橋には、遊歩道と展望室が設置されています。ガラスの床下45メートル下には、海水が激しく渦巻きます。

   もっと身近で見たいなら、観潮船もおすすめです。naitokzさんが撮影した写真のような迫力満点の景色を、潮風に吹かれながら楽しむことができます。

世界一の渦潮（naitokzさん撮影）

   大鳴門橋の徳島県側のたもとには、日本で2番目に大きい美術館「大塚国際美術館」があります。世界の名画を原寸大の陶板に焼きつけて再現しており、「精巧さに感動した」と多くの見学者が感嘆の声を上げるほど。

   古代ローマからルネッサンス、バロック、印象派、現代まで有名絵画約1000点が一堂に会しており、じっくり鑑賞するなら1日ではとても周り切れませんが、B3Fのシスティナ礼拝堂天井画・壁画は、真っ先に足を運びたい作品です。Yuki Shimazuさんの写真からもその迫力が伝わってきます。

ローマ法王庁が館長に勲章を授与（Yuki Shimazuさん撮影）

   大塚国際美術館では、人気コミック「テルマエ・ロマエ」にちなんだ館内ツアーを週1回開催しています（2014年3月までの予定）。古代ローマ時代の暮らしや宗教観など「テルマエ・ロマエ」のエピソードに関連した作品を解説するギャラリーツアー。事前予約が安心です。