シーパラがカワイイおとぎ話の世界に！増田セバスチャンとコラボの期間限定特別展

横浜・八景島シーパラダイス（神奈川県横浜市）では、2016年6月4日から9月4日まで、アートディレクターの増田セバスチャン氏とコラボした特別展「KAWAII 不思議 AQUARIUM ～ピンクの森と青い海～」を開催する。

今回、若年層をターゲットにした新企画としてセバスチャン氏の"カワイイ"とコラボレーション。同氏はきゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオの美術で世界的に注目されたことでも有名だ。

特別展は、カワイイおとぎ話の世界に足を踏み入れたような体感型の展示で、絵本の中で起こる出来事と海の生きものたちとの不思議な世界に飛び込んでいく感覚を楽しめる。水族館「アクアミュージアム」の1階にある大空間「ジンベエホール」がピンクや紫色の不思議な空間となり、「飛び出す絵本に入ったような、可愛くて不思議な感覚」を堪能できる。

展示は5章のオリジナルストーリーで構成され、セバスチャン氏のKAWAIIワールドを象徴する大きな絵本が物語の序章を彩る。さらに物語の進行に合わせて海の生きものたちが登場する。

1章はピンクの森の「クラゲ」。ピンクの森は何千年もの間、不思議な生きものたちに守られており、ふわふわと漂う幻想的なクラゲがナビゲートしてくれる。オリジナルストーリーの最初に登場する海の生きもので、「青い海」を探すヒントをくれる。

2章はユニコーンの道案内「ウミウシ」。クラゲからのヒントでさらに森を進むと、そこにはユニコーンが。同じようにピンと伸びたきれいなツノを持つウミウシを紹介してくれる。無口で照れ屋なウミウシの代わりに、ユニコーンが行くべき道を示してくれる。

3章は暗い森の「ハナギンチャク」。森を進むにつれてだんだんと暗くなり、ぼんやりと光る美しい触手を持ったハナギンチャクが現れる。美しさとは裏腹に毒を持つことでも有名だが、暗い森ではあたりを明るく照らしてくれる。

4章は夜と朝のはざま「ミナミハコフグ」。夜と朝のはざまの世界は空が溶け出して海と合わさる時といわれており、「青い海」を探す旅もいよいよ終盤。気持ちよさそうに泳ぐミナミハコフグは、違う方向から探してみるのも大切だと教えてくれる。

5章はこの青い世界「ジンベエザメ」。長い旅も間もなく終わり。ピンクの森の奥深くには、探し求めてきた「青い海」が。体長約6.9メートルもあるジンベエザメが悠々と泳ぐ姿を見ることができる。

オリジナルストーリーの世界を楽しむためのアイテムとして、同水族館としては初めて360度カメラを導入した。水槽の中心にカメラを設置し、映像が流れる携帯端末と特殊な3Dメガネにより、バーチャルリアリティの世界を味わえる。「ウミウシ」や「ミナミハコフグ」のほか、「カクレクマノミ」、「ナンヨウハギ」、「ハタゴイソギンチャク」など海の生きものたちの様子をよりリアルに楽しめる。