話題の猫寺へ行ってみた
歴代の盛岡藩主や楢山佐渡・目時隆之進などの江戸時代末期の盛岡藩家老をご存知の方は多いでしょう。彼らは、盛岡の歴史の表舞台に立ち、盛岡藩政の舵取りをした人物たちです。そのような藩主や家老らを支え、領内を奔走し、藩の政務を行った名もなき実務官吏が盛岡藩には多くいました。しかし、彼らがどのような藩の仕事を行い、どのような一生を送ったのか、一藩士の暮らしぶりやその生き方についてはこれまであまり語られることはありませんでした。盛岡藩の実務官吏の一人に漆戸茂樹(1790-1870)という人物がいます。盛岡以北の奥州街道について里程や名所が詳細に記された「北奥路程記」を著したことで有名ですが、その出自やどのような役職にあってどのような仕事に携わったかなどほとんど知られていません。彼は盛岡藩の勘定奉行として江戸幕府に提出する天保国絵図・郷帳の作成、盛岡藩沿岸の海岸線を測量して絵図を作成するなど様々な仕事に携わっています。様々な藩の仕事のため領内各地をくまなく廻って歩いたからこそ領内の地理や状況に精通し、その集大成として「北奥路程記」を記すことができたのです。当館では、これまで歴代の南部家当主に焦点をあて「盛岡」の歴史を見直す展示を行ってきました。本展は、その一連として、今まで取り上げられることが少なかった「藩士」に光をあて、一人の盛岡藩士の生涯を通じて、「盛岡」の歴史の新たな一面を発見しようと試みるものです。天保国絵図や盛岡藩の海岸線を描いた絵図など漆戸茂樹が携わった仕事に関する資料や多くの著作などから、盛岡藩士の生き方や彼が生きた江戸時代末期の盛岡藩の様子を感じていただければ幸いです。
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会期 | 2020年4月15日(水) ~ 6月30日(火) |
会場 | もりおか歴史文化館 |
所在地 | 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1番50号 |
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