あまりの美しさに神聖さを感じた
公共施設のトイレでは、便器と手洗い場が離れていることが多い。家庭のトイレでよく見られるように、一体になっていれば混雑も緩和されるのでは――。そんな発想で開発された新しい小便器が、ネクスコ西日本のサービスエリアに設置されている。
この手洗い機能付き小便器は、衛生陶器メーカーTOTOとの共同開発によって生まれ、2012年11月に大分自動車道の山田サービスエリア下り線「パヴァリエ エコエリア山田」にはじめて設置された。完成までに2年弱を要したが、単価は従来品と同等だという。
手洗器になっているのは小便器上部で、水栓から手洗い水が流れ、使った水はそのまま便器の洗浄水になる。洗浄水は約2リットルと十分な量だ。それでも従来の便器と比較し、最大で15%程度水を節約できるという。
ネクスコ西日本広報課によると、上部手洗器の平均利用率は76%にのぼり、利用者からも好評だという。石鹸やハンドドライヤーを使いたいときは、洗面台を利用することになる。
エコエリア山田以外では、名神高速道の大津サービスエリア下り線に設置されている。今後リニューアルされるトイレに導入される見込みだが、このタイプが主流になっていくかどうかは検討中だという。
自治体や道の駅からネクスコ西日本に問い合わせがきているそうで、他の公共施設で利用できる機会は案外近いかもしれない。
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