「定年後は何をして暮らすんです?」「出家します」
2015.03.28 07:16
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年3月18日放送で、「定年退職を迎えたシニアの住職修行」について取り上げていました。
現在日本にあるお寺はおよそ8万寺、そのうち住み込みの住職のいない「空き寺」は4分の1にあたる2万寺もあるんだとか。過疎化と高齢化が進んで、お布施をしてくれる檀家さんが減っていることで住職の担い手も不足しているのが現状です。
そんななか、臨済宗の妙心寺派が"空き寺の住職を公募"しています。中でもターゲットにしているのが、「定年退職を迎えたシニア層」なんだそうです。
なぜ定年退職者なのかというと、シニア層は「こころの豊かさ」への関心が強いこと、社会経験が豊富なこと、田舎暮らしにあこがれる人が増えている、ということがあるのですが、何より重要なのが、年金や退職金などがあって、蓄えがある!ということ。つまり元々経済基盤がない空き寺を、経済的に自立しているシニア層が担い手になってくれればこれ幸いというわけです。
第2の人生を、住職を目指して修行するシニアが兵庫県にもいます。