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"日本一のグルメ"が味わえる淡路島の「道の駅うずしお」

at home VOX

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2015.10.28 11:30
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全国の道の駅を巡るこの連載も、ついに離島へ進出です! 今回お邪魔した道の駅は、日本で7番目(四大島除く)、瀬戸内海では最大の大きさを誇る淡路島にあります。本州と四国をつなぐ要所のひとつでもあり、昔から人の出入りが盛んだったこの地は、離島としては沖縄に次ぐ人口を誇ります。

今回の道の駅では、ある“日本一のグルメ”が味わえるとか! 到着前から胸が高鳴りますね。目的の道の駅は、淡路島の南端にあり、神戸市内から車で1時間ほど。大鳴門橋の入口にある「道の駅うずしお」です。

神戸市内から明石海峡大橋を渡り、淡路島に上陸です。
神戸市内から明石海峡大橋を渡り、淡路島に上陸です。
神戸淡路鳴戸自動車道、淡路島南ICで降りると目の前に案内の看板が見えます。
神戸淡路鳴戸自動車道、淡路島南ICで降りると目の前に案内の看板が見えます。
「道の駅うずしお」の外観。どことなく大鳴門橋の姿を思わせるデザイン。
「道の駅うずしお」の外観。どことなく大鳴門橋の姿を思わせるデザイン。

入って早々、目に留まるのは淡路島の名産「たまねぎ」です。瀬戸内海特有の温暖な気候と風土を活かしたこの土地は、古くから良質の農畜産物の生産地と知られています。この道の駅では、たまねぎひとつ取っても、品種やブランドの異なるさまざまなたまねぎが販売されています。観光客には、数種類購入して食べ比べを楽しむ、というお客様もいるそうです。

1.5kg入りのネットや5kg入りの箱で売られているたまねぎ。
1.5kg入りのネットや5kg入りの箱で売られているたまねぎ。

店内のお土産売り場に足を踏み入れてみましょう。やはり、たまねぎを加工・使用したお土産がたくさんありますね。お菓子はもちろんのこと、スープ、ドレッシングなど、さまざまなものが並んでいます。700種類ほどの品揃えがある中、約70品がこの道の駅のオリジナル商品ということです。

右を見ても左を見てもずらりとたまねぎ関連のお土産が並ぶ。
右を見ても左を見てもずらりとたまねぎ関連のお土産が並ぶ。
オリジナル商品の中でも人気の「淡路島たまねぎかりんと。」「淡路島自凝雫塩かりんと。」各432円(税込)。
オリジナル商品の中でも人気の「淡路島たまねぎかりんと。」「淡路島自凝雫塩かりんと。」各432円(税込)。

さて、お土産売り場をひと通り巡ってみましたが、こちらの「日本一のグルメ」とは一体どんなモノなのでしょうか? 道の駅うずしおを経営する「株式会社うずのくに南あわじ」の宮地勇次さんにお話を伺いました。

宮地さん「道の駅が誇る『日本一のグルメ』の正体は…お土産売り場に隣接する『あわじ島バーガー淡路島オニオンキッチン』で食べられるハンバーガーのことです! 」

これが噂の日本一のハンバーガー「あわじ島オニオンビーフバーガー」648円(税込)。
これが噂の日本一のハンバーガー「あわじ島オニオンビーフバーガー」648円(税込)。

宮地さん「毎年10月に鳥取で行われている“とっとりバーガーフェスタ全国ご当地バーガーグランプリ”で2013年にグランプリをとったのが、この『あわじ島オニオンビーフバーガー』です。主役となるたまねぎカツをはじめ、たまねぎスライス、たまねぎチップ、たまねぎピクルス、たまねぎトマトソースにいたるまで、淡路島のたまねぎがふんだんに盛り込まれています。たまねぎ以外も、カツの上に乗せられた甘辛味の牛肉は淡路牛を使用してますし、レタスも淡路島で収穫できるシーズンは地元のものを使用しています」

淡路島の食の魅力が凝縮したハンバーガーなんですね! このハンバーガーが生まれたきっかけは、「淡路島をもっと多くの方に知ってもらいたい」という思いからだとか。初めて出店した2011年に3位になり、その後商品開発を経て2012年に2位、そして2013年に念願の日本一となっています。

宮地さん「1位をとってからお客様も増え、現在までに『あわじ島オニオンビーフバーガー』だけで15万個以上の売り上げを記録しています。その他にも、2014年に同フェスティバルで2位を受賞した『あわじ島オニオングラタンバーガー』をはじめ、地元の小学生と共同開発した『あわじ島福良小学校かき揚げバーガー』、原価率140%の1日1個限定『あわじ島前略、道の駅バーガー』、そしてシーズンメニューの限定バーガーなどそれぞれが特徴あるラインナップになっています」

今の季節限定の「あわじ島サワラ南蛮タルタル味噌バーガー」。サワラといえば春が旬というイメージですが秋に裏旬があり、まさに今が食べ頃。
今の季節限定の「あわじ島サワラ南蛮タルタル味噌バーガー」。サワラといえば春が旬というイメージですが秋に裏旬があり、まさに今が食べ頃。

全ては淡路島をアピールするため、土地の魅力を存分に活かした商品開発。このこだわりが、全国で認められているんですね。

またこの道の駅では、ハンバーガーのメニュー開発以外にもユニークな取り組みを行っています。

宮地さん「今年から『おっタマげ!淡路島』と題して活動を始めました。たまねぎを使ってユニークなポスターを展開するアイデアでしたが、どうせなら実際に実施してみたら面白いのではないか? という声が多く上がり、実際に体験できるものを用意しています。最近、TVでも多く取り上げられている『たまねぎキャッチャー』もその一つです」

たまねぎキャッチャーは残念ながらこちらの道の駅にはないのですが、道の駅からほど近い姉妹施設の「うずの丘大鳴門橋記念館」に設置してあるそうです。この道の駅では、「たまねぎカツラ」「おっタマげ!ソフト(ハード?)」を実施しています。これは、一体どういったモノなのでしょうか?

宮地さん「『たまねぎカツラ』は、その名の通りたまねぎを模したカツラです。道の駅で買い物をしていただく際に、このカツラを被っていただいたお客様には景品を差し上げています。『おっタマげ!ソフト(ハード?)』はソフトクリームのコーンの上にたまねぎをそのまま乗せたのものです。これは実際に食べていたくものではなく、SNSに投稿して楽しんでもらえるように用意しています。実際に始めたところ、すでに多くの方が楽しんで写真を投稿していただいています!」

「たまねぎカツラ」はレジ横に置いてあるので、かぶりたい時は店員さんに一声かけよう。
「たまねぎカツラ」はレジ横に置いてあるので、かぶりたい時は店員さんに一声かけよう。
自ら「おっタマげ!」ポスターのマネをしてくれた宮地さん。
自ら「おっタマげ!」ポスターのマネをしてくれた宮地さん。
もちろん、食べて美味しい「あわじ島玉ねぎソフト」も販売している。
もちろん、食べて美味しい「あわじ島玉ねぎソフト」も販売している。

さらに、この道の駅うずしおで味わえるのは、たまねぎグルメだけではありません。瀬戸内海の豊かな恵みである魚介の数々を、雄大な景色と大迫力の大鳴門橋を見ながら楽しむことができます。大パノラマの風景が広がる「道の駅うずしおレストラン」へ向かいましょう。

このレストランのメニューは、新鮮な魚介を使用した和食が中心。その中でも人気の一品が「白い海鮮丼〜今日のネタなんですか?〜」です。刺身とご飯が別に出てくるので、このまま定食風に食べても、ご飯に盛り付け海鮮丼として食べてもOK!

この景色は、まさにここからしか見ることができない絶景。
この景色は、まさにここからしか見ることができない絶景。
「白い海鮮丼〜今日のネタなんですか?〜」1,944円(税込)。
「白い海鮮丼〜今日のネタなんですか?〜」1,944円(税込)。

この店で扱われる魚介は、季節によって種類は変わるものの、必ず淡路島近海で水揚げされたものを使用するのがこだわり。ユニークなメニュー名は、淡路島はもともと赤身の魚があまり取れず、それならいっそ白身魚を前面に押し出してみたらどうか、と名付けられたそうです。

道の駅うずしおレストランの窓から下を見ると、遊歩道から景色を楽しむ人々がいます。遊歩道は、展望台へ進むルートと、海へと下るルートの2つに別れた道になっています。大鳴門橋をくぐるように道を進むと展望台へレストランから見た景色より海が近いので、迫力がありますね。斜め下を見下ろすと、ちょうどうず潮の出るスポットを眺めることができます。

この日はあいにくのお天気。しかしたくさんの人が展望台まで訪れていた。
この日はあいにくのお天気。しかしたくさんの人が展望台まで訪れていた。
激しい潮流は、眺めていると吸い込まれそうな気分に。
激しい潮流は、眺めていると吸い込まれそうな気分に。

運が良ければ遊覧船に乗らなくてもうず潮を見ることができるので、淡路島を訪れた際、この道の駅の展望台はマストの立ち寄りスポットです!

日本一のハンバーガー、新鮮な海の幸、そしてユニークなたまねぎ商品の数々。ここでしか見られない大パノラマもあって、「道の駅うずしお」はまさに淡路島をギュッと凝縮したような施設です。神戸に旅行の際、もしくは徳島に旅行に来た時は、ぜひ足を少し伸ばしてみては? 絶対に損はしない、美味と景色が待っていますよ!

施設情報

●道の駅うずしお

住所:兵庫県南あわじ市福良丙947-22

営業時間:

・道の駅うずしおレストラン 9:00~16:00(LO、食事は11:00~)

・あわじ島バーガー淡路島オニオンキッチン 本店 平日9:30~17:00(フードは16:30LO)、土・日・祝日9:00~17:00(全メニュー16:30LO)

http://eki.uzunokuni.com/

※記事中の情報・価格は取材当時のものです。

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