やっぱり本場！　恵方巻きと近畿地方の深い仲

節分の日に、その年の恵方を向いて太巻きを食べると縁起が良いとされている「恵方巻き」の風習。大正時代の大阪で始まったとされていますが、今では全国的な行事として認知が広まっています。

その証拠にat home VOXが全国47都道府県の人にとったアンケートでも、恵方巻きの認知度は83.5%にのぼりました。それでは、実際に恵方を向いて、恵方巻きを食べたことがある人はどのくらいいるのでしょう？

Q.恵方巻きを、恵方を向いて食べたことはありますか？

62.8%の人が実際に恵方を向いて食べたことがあると解答。この結果を地域ごとに分けてみると、こうなりました！

「Q.恵方巻きを、恵方を向いて食べたことはありますか？」で「はい」と答えた人の割合（地域別）

「はい」と答えた人の割合は、近畿76.2%、中国72.0%、四国67.5％となり、ほかの地域を大きく上回りました。さらに、都道府県別上位はこちら。

「Q.恵方巻きを、恵方を向いて食べたことはありますか？」で「はい」と答えた人の割合（都道府県別上位）

順位

都道府県名

「はい」の回答率

1位

兵庫

86.7%

1位

奈良

86.7%

3位

滋賀

80.8%

4位

広島・山口

76.7%

兵庫・奈良・滋賀では8割以上の人が恵方巻きを食べているのですね！

また、「いつから恵方巻きの風習を知っているか」という質問に対して、近畿地方は「子どもの頃から知っている」という人が多数いました。身近な行事として根付いているようです。

恵方巻きが全国区で知られるようになったのは、セブンイレブンが1998年に、全国の店舗で販売を始めたことがきっかけだそう。今や節分の季節になると、恵方巻きはコンビニやスーパーでも積極的に売っており、手軽に手に入るようになりました。その証拠に、こんなアンケート結果もあります。

Q.恵方巻きは主にどうやって手に入れますか？

順位

入手方法

回答率

1位

スーパーで買う

59.0%

2位

手作り

16.4%

3位

コンビニで買う

14.5%

4位

寿司屋で買う

5.8%

5位

デパートで買う

2.8%

手軽に「スーパーで買う」が過半数。しかし、ここでも近畿地方はひと味違いました。

「Q.恵方巻きは主にどうやって手に入れますか？」で「寿司屋で買う」「手作り」の近畿地方の回答率

都道府県

「寿司屋で買う」の回答率

「手作り」の回答率

三重県

10.0%

25.0%

滋賀県

0%

37.5%

京都府

9.1%

13.6%

大阪府

28.6%

9.5%

兵庫県

19.2%

15.4%

奈良県

3.8%

23.1%

和歌山県

9.5%

33.3%

ほとんどの地域で、「寿司屋で買う」や「手作り」の回答率が、全国平均に比べて高くなっています。近畿地方の恵方巻きに対するこだわりの強さが、用意の仕方からも感じられますね。

全国レベルではまだ歴史が浅いとはいえ、急速に広まっていった恵方巻き。今年は本場に習って、手作りやお寿司屋さんでこだわってみるのもいいかも。

イラスト：タテノカズヒロ

＜アンケート調査概要＞

対象／全国20〜59歳の男女1,410名（47都道府県各30名ずつ）

調査方法／インターネットリサーチ

調査時期／2014年11月

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