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佐賀が進める「脱・和式」 トイレ洋式化で県が補助金 

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.10.30 19:13
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佐賀県は、県内のトイレを洋式化した際の費用を補助すると発表した。民間施設約700か所のトイレを調査したところ、100か所ほどで和式トイレしか設置されておらず、洋式トイレを利用することができなかった。

特に古い飲食店に相当数が残っており、県民からは「酒に酔ったときは正直つらい」という声が挙がっていた。高齢者や障がい者からも「外出先のトイレが和式だと用が足せないので困る」という意見が寄せられていたという。

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今回の洋式化補助は、不特定多数の人が利用する「来客用トイレ」を設置した民間施設や公共施設が対象となる。

飲食店や小売店、宿泊施設の場合、便器の交換は15万円、洋式トイレの増設は30万円の補助が受けられる。温水洗浄便座も補助の対象だ。非水洗トイレは、最低でも簡易水洗にする必要がある。

「県民や佐賀の観光客に、気持ちよくトイレを利用していただく。おもてなしの心で取り組みます」(佐賀県地域福祉課)

県は3年かけて、2000~2500か所で洋式トイレの導入を目指すという。なお2008年の総務省調べによると、佐賀の一般住宅の洋式トイレ率は84.4%で、47都道府県中38位。水洗化率76%は43位で、全国平均90.7%よりかなり下回っている。

九州の観光地のトイレは、他県でも和式のみというところが多いと聞く。佐賀の公共施設での取り組みが、一般住宅や隣県の施設へも影響を与えるか。

※問い合わせ トイレ洋式化補助事業コールセンター TEL. 0952-25-7229

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