"住宅版 ゆりかごから墓場まで" 理想郷を目指すまちづくりが進行中

2015年6月23日 12:54

子育てからシニアまで、ハッピーサークルでつながる

2005年から「ユ—カリが丘ハッピーサークルシステム」と銘打った、住み替え支援システムが運用されている。これは、子育て世代からシニア世代への家族構成の変化に伴って、住宅地内で住み替えがスムーズにできるようサポートする仕組み。

山万が分譲する住宅に住み替えたい住民の自宅を、査定価格の100%で買い取るサービスとして実施してきた。
30数件の買取物件はリノベーションされ、新築価格より2割ほど安い価格で再販売。若い世帯が街に入ってくる流れになっている。

今年4月からは分譲住宅購入以外に、ユーカリが丘内の高齢者施設等への住み替えの際にも同システムを利用できるよう拡充した。
自宅を買い取るだけでなく、賃貸に出したい方向けに家賃保証のサービスも追加した(一般社団法人移住住み替え支援機構を利用)。高齢者の資金不安を解消する選択肢が増えた。

【画像7】託児所から学童、住民による学習支援などの子育てサービスから、防犯・防災や文化活動、高齢者支援サービスなど、ソフト面の充実がハッピーサークルを支えている(画像提供:山万)
【画像7】託児所から学童、住民による学習支援などの子育てサービスから、防犯・防災や文化活動、高齢者支援サービスなど、ソフト面の充実がハッピーサークルを支えている(画像提供:山万)

食についても、ユーカリが丘では1998年からクラインガルテン(市民農園)を運営し、ファミリーからシニアまで住民が手づくり野菜を楽しんでいる。

【画像8】現在493区画あるクラインガルテンはフル回転(5000円/年〜)。住民同士のコミュニケーションの場にもなっているとのこと(写真提供:山万)
【画像8】現在493区画あるクラインガルテンはフル回転(5000円/年〜)。住民同士のコミュニケーションの場にもなっているとのこと(写真提供:山万)

さらに2013年には、農業生産法人「山万ユーカリファーム」も設立、効率的な近郊農業経営のモデルケースとなるよう活動中なのだ。

ユーカリが丘では今大切にしている活動に、エリアマネジメント「ユーカリが丘のコンシェルジュ」があると言う。
山万の社員が毎日、一軒一軒のお宅を回って相談や困り事が無いか御用聞きをする活動。タウン情報誌も手配りし、住民とのコミュニケーションを高め「誰に言えば良いのか分からない」を、全て聞いてくることから始める。この街は自社で守る、という覚悟が素晴らしい。

【画像9】たった3人で7000世帯以上を担当!一日50〜60軒、年3回ほど訪問できるように頑張るコンシェルジュ(写真提供:山万)
【画像9】たった3人で7000世帯以上を担当!一日50〜60軒、年3回ほど訪問できるように頑張るコンシェルジュ(写真提供:山万)

[千年優都]をテーマに、ずっと住み続けられる街を目指すユーカリが丘には、昨今のスマートタウン開発のお手本となっている取り組みがあちこちに見られた。
このように、いち早くさまざまな取り組みが実現している理由は、住宅開発の事業主が山万グループ1社であることが大きいと思う。意思決定の早さや、目標がブレないなど他の企業にはなかなかまねできない強みがあるのだ。

【画像10】ユーカリが丘駅前の北口再開発予定地(手前)には大学誘致などを計画、世代間交流に加え国際交流で次世代の街づくりが進む(写真撮影:編集部)
【画像10】ユーカリが丘駅前の北口再開発予定地(手前)には大学誘致などを計画、世代間交流に加え国際交流で次世代の街づくりが進む(写真撮影:編集部)

●取材協力
・ユーカリが丘

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