"住宅版 ゆりかごから墓場まで" 理想郷を目指すまちづくりが進行中

2015年6月23日 12:54

歩いて暮らせる街を目指した、鉄道+コミュニティバス

ユーカリが丘の"足"として街を一周する、鉄道「山万ユーカリが丘線」。どの住宅からも基本的には駅まで約10分以内で歩ける立地になっているが、高齢になると10分歩くのも辛い。
そこで、各街区を巡るコミュニティバスの社会実験を実施中。将来的には、路線上なら随時家の近くで乗り降りできるようにしたいということだ。これなら、お年寄りだけでなく住民は大助かり!

【画像3】現在運行実験中のコミュニティバス「ここらら1号」、電気バスによるエコ交通網を構築予定。給電スタンドも3カ所設置済み(写真提供:山万)
【画像3】現在運行実験中のコミュニティバス「ここらら1号」、電気バスによるエコ交通網を構築予定。給電スタンドも3カ所設置済み(写真提供:山万)
「福祉の街づくり」は高齢者だけでなく多様なメリットを生む

私の知人でも高齢の住み替えによって、元気になる人と引きこもってしまう人がいる。その違いを見て感じることは、年をとっても住み慣れた環境で過ごすほうが、いつまでも生き生きと暮らせるということ。

ここユーカリが丘では、「福祉の街づくり」構想を13年前に発表し、住宅地内の一画約15haのエリアに老人ホームや介護老人福祉施設などを開設してきた。家族で介護が必要になった場合、住宅地内の施設に入所できればお互い安心だ。
その上、ユーカリが丘内に高齢者用施設が増えることで、住民が働く職場も増えるという相乗効果も生んでいるのだ。

【画像4】高齢者向け施設のほか、学童保育所、知的障害者向けの施設なども誘致し、まさに多様な「福祉の街」となっている(画像提供:山万)
【画像4】高齢者向け施設のほか、学童保育所、知的障害者向けの施設なども誘致し、まさに多様な「福祉の街」となっている(画像提供:山万)

私が素敵だと思ったのは、緑が豊かなゾーンにあるので心にゆとりが感じられたのと、合わせてエリア内に「みんなの庭」と名付けられたセラピーケア・ガーデンがあること。
四季の草花の香り・彩りを感じたり野菜を育てることで五感を刺激し、心身の機能回復をサポートする場になっているのだ。動物たちがやってくるアニマルセラピーも実施されている。

【画像5】「みんなの庭」約3000坪もあるケアガーデンは日本最大級、ダイバージョナルセラピーというケアの思想を採用した施設。これも山万グループで運営しているところがスゴい!(写真提供:山万)
【画像5】「みんなの庭」約3000坪もあるケアガーデンは日本最大級、ダイバージョナルセラピーというケアの思想を採用した施設。これも山万グループで運営しているところがスゴい!(写真提供:山万)

一方、子どもたちのための学童保育も充実しているが、住宅地内で一番人気は「福祉の街」内にあるグループホーム(認知症患者用施設)に併設された学童ということ。幼老統合ケアという新しい試みが成功しているようだ。

【画像6】「ユーカリ優都ぴあ(グループホーム)」併設する学童の子どもたちが学校から帰ってきたら、お年寄りに挨拶をするのが日課。皆さん楽しみに待たれている様子(写真提供:山万)
【画像6】「ユーカリ優都ぴあ(グループホーム)」併設する学童の子どもたちが学校から帰ってきたら、お年寄りに挨拶をするのが日課。皆さん楽しみに待たれている様子(写真提供:山万)

今年3月、駅前にも老人ホーム「ミライアコート宮の杜」をオープン。並行して、在宅医療・介護を医療機関と連携して推進することで、終の棲家もユーカリが丘内で過ごせるよう住環境の整備が進んでいた。

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