コオロギが鳴く回数で気温が分かるって本当? 専門家に見解を聞くと...
2019.12.14 08:00
秋の風物詩ともいえるコオロギ。夜になれば田んぼや公園から、他の虫たちとの大合唱が聞こえてくることでお馴染みだ。
ツイッターではこの鳴き声で、意外な情報が分かると話題になっている。
それは「気温」だ。
こちらはツイッターユーザーのKosuke Sawa(@kosukesa)さんが投稿した画像。山梨県にある「富士ヶ嶺 おいしいキャンプ場」で撮影したという。そこに書いてあるのは、
「コオロギの鳴き声で今の気温が分かります!!
(X+8)×5÷9=気温
Xには15秒間にコオロギの鳴いた数が入ります」
という数式。つまり15秒間にコオロギが28回鳴けば、(28+8)×5÷9=20で、気温は20度になるというわけだ。まさかあの鳴き声にそんな能力があったとは...。
にわかには信じがたいこの数式に対し、ツイッターでは、
「コレ、ホントに?」
「ためにならんけど面白い豆知識」
「つまりコオロギの鳴きを抑制したり促したりすれば安定した気候に...!?」
「コオロギが号泣したら世界が終わる、、」
といった声が寄せられている。
キャンプ場に確認したところ、この掲示物は炊事場やシャワー室がある建物の壁に貼ってある。掲示したのはすでに亡くなった前のオーナーであるため、貼られた経緯などはわからないという。
この数式は事実なのだろうか。Jタウンネットは2019年12月9日、「夏休み昆虫研究大賞」を設ける日本昆虫協会の理事を務める木村義志さんに詳しい話を聞いた。