グンマーが開発「サッポロ一番」 北海道じゃなかったの...?

2014年2月10日 20:09

「サッポロ一番」といえば、北海道名物の「札幌ラーメン」をモデルとしたロングラン即席麺だ。誕生から約半世紀、スーパーで買って調理したことのある人も多いことだろう。

このサッポロ一番、元が札幌ラーメンなんだから、当然作っているのは北海道の会社――と思いきや、実は群馬県の企業が開発したことは案外知られていない。

サッポロ一番みそラーメン(Yuichi Kosioさん撮影)
サッポロ一番みそラーメン

時は1960年代。前橋市で創業したサンヨー食品の社長は、北海道を訪れるたびに食べていた札幌ラーメンの商品化を決意した。

開発には、実に3年の時間を要した。苦闘の末、試作品を完成させたものの最後の1%が足りないと感じた当時の社長は、本場の味を100%再現するため店に通い詰めた。根負けした店長から味の秘密を教えてもらったという。

1966年に「サッポロ一番しょうゆ味」を発売したのを皮切りに、「サッポロ一番みそラーメン」、「サッポロ一番塩ラーメン」とバリエーションを拡大していく。なかでもみそラーメンはインスタントとしては画期的な味噌テイストで、サッポロ一番シリーズがロングセラーになる一翼を担った。

小麦の生産が盛んな群馬は、「おっきりこみ」に代表されるように、うどん料理が郷土フードとして根付いている。サンヨー食品はもともと「富士製麺」といううどんの製麺会社で、その前は「泉屋酒店」という造り酒屋だった。日清食品の「チキンラーメン」が大ヒットしたというニュースに接し、即席ラーメン製造を開始したという。

ご当地グルメをベースにした商品はコンビニやスーパーでよく見かけるようになったが、サンヨー食品はその先駆者ともいえる。

今や、サッポロ一番は海外からも人気を集めるにいたっている。「食どころ」北海道と、「上州商人」の国・群馬のコラボレーションが生んだ国際的ブランド――それが、「サッポロ一番」だ。

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