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原発事故で避難の地酒「白富士」 シアトルでの復活に向けた酒樽調達まであと130万円

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.04.22 17:03
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福島県双葉町で300年続く伝統の地酒「白富士」を、米国シアトルで復活させるため、クラウドファンディングの手法での資金募集が、2014年4月12日から始まった。

「白富士」は富沢酒造店が代々造り続けてきた伝統の地酒。阿武隈山系の伏流水を仕込み水として使用し、全工程を手作業で行い醸造してきた。しかし2011年3月12日の東京電力福島第一原発の事故により、現在まで避難を余儀なくされている。

シューティングスター ウェブサイトより
シューティングスター ウェブサイトより

富沢酒造店は日本中に新天地を探したが、諸般の事情から国内での再開は断念。地理的にも気候的にも良く似たシアトルで、昔ながらの手作業の酒蔵を建てる準備を進めている。

今回は、新しい酒樽を購入するための資金200万円の調達を目指す。

このクラウドファンディングへの出資は、1000円から10万円まで。富沢酒造オリジナル「枡」プレゼントやオリジナル「前掛け」プレゼント、シアトルでつくった新酒贈呈など、出資額に応じて計8種類のギフトが用意されている。申し込みは、資金募集を担当する「シューティングスター」のプロジェクトページから。

この富沢酒造の再出発に関して、東京電力は何らかの支援をしているのだろうか? 事業が継続できなくなったことに対しての賠償問題は、どうなっているのだろうか? クラウドファンディングによる資金募集は確かに素晴らしい企画ではあるが、問題は山積しているように思える。

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