無言館展遺された絵画からのメッセージ

2020年4月 4日 10:00

   長野県上田市郊外にある戦没画学生の絵画を集めた美術館、無言館は1997(平成9)年5月2日に開館した。若くして戦争の犠牲になった画学生の作品ばかりで成り立つ無言館は、1994(平成6)年4月に、館主の窪島誠一郎が画家の野見山暁治とともに遺族のもとを訪ね歩くことから始まった。開館後もその調査と収集は続けられており、現在では130名の約700点が保管・展示されている。画学生たちが遺した作品には、恋人や妻、故郷など日常的な風景画描かれている。だが、そこには既に絶筆になることを予想して、生きているその時間を噛みしめるように、ひたむきに制作している姿勢が感じられる。戦後75年の節目となる2020(令和2)年、戦争を語り継ぐ世代がますます少なくなってきた。画家への志半ばで戦地に赴き、絵筆を銃に替えざるを得なかった若者たちの無念、しかしそれでも最後まで芸術への情熱と夢を持ち続けた彼らの魂の叫び。彼らが「生きる証」として残した作品は、現代の私たちに問いかけるものは何か。出品点数約130点。

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会期

2020年4月29日(水) ~ 6月14日(日)

会場

郡山市立美術館

所在地

〒963-0666 福島県郡山市安原町大谷地130-2

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