「かわいい系恐竜キャラ」で観光客を増やしたい福井県

福井県は2014年2月14日、恐竜キャラクターたちが住む架空の国「Juratic（ジュラチッ ク）王国」と観光PRのための姉妹協定を締結したと発表した。

キャラクターは、同県で化石が見つかった恐竜がモチーフで、フクイラプトルの「ラプト」、フクイサウルスの「サウタン」、フクイティタンの 「ティッチー」の3体だ。彼らはジュラチック王国から、時空トンネルを越えてやってきたという設定。彼らの王国は、かつてたくさんの恐竜がいた「恐竜王国福井」にそっくりなところだという。

2月15日から、福井県勝山市の県立恐竜博物館3F特別展示室で、ラプト、サウタン、ティッチーを紹介する「Juratic展」が開催されている。3月9日まで。入場無料（恐竜博物館観覧券が必要）。

福井県では、1982年に勝山市北谷で中生代白亜紀前期のワニ類化石が発見されたことが発端となり、1989年から恐竜化石調査事業を実施し、多くの恐竜化石が発見されてきた。2000年、国内最大級の「福井県立恐竜博物館」がオープン、現在では入館者数年間50万人を超える観光スポットとなっている。

リアルな恐竜展示が多かった博物館に、かわいい感じのキャラをマスコットとして起用することで、従来の恐竜ファン以外の層にもアピールするのが狙いだ。