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高橋大輔育てた「フィギュア王国」岡山 名選手続出なぜ?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.13 18:00
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冬季オリンピックの華といえば、フィギュアスケートが筆頭に挙げられる。

女子シングルの日本代表は愛知出身者が占め、まさに「フィギュア王国」と呼ぶにふさわしいのだが、実は岡山も愛知に次ぐ王国の地位を確立しつつある。

男子シングルの日本代表は3人。うち高橋大輔選手は岡山県倉敷市出身で、町田樹選手も高校は高橋選手と同じ高校だった。代表選手ではないものの、2011年世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位に入った田中刑事さんもまた岡山の人間だ。

フィギュアスケートの人気は年々高まりを見せているが、スケートリンク数は減少する一方だった。大都市圏の施設は一般客が滑る横で練習...というケースが多く、有望選手が伸び伸びと練習できる環境は限られる。

屋外のスケートリンク(bm.iphoneさん撮影)
メデイア芸術祭を抜けると、そこはスケートリンクだった。

その点で恵まれているのが岡山だ。「岡山国際スケートリンク」は中国・四国地方で唯一、通年営業をしており、また全国で珍しい24時間体制の営業だ。

「ヘルスピア倉敷」は、10月1日~5月6日の期間限定ながら県内唯一の公式リンクで、高橋選手は幼少期ここで練習を重ねた。12月から4月の土日祝、冬休み・春休みは、10時から17時に限り一般にも開放されているが、それ以外の期間は競技用に提供される。

こうしたリンクの充実は、他県のフィギュアスケート選手がうらやむ環境といえるだろう。 余談だが、高橋選手を「育てた」ヘルスピア倉敷、一時は閉鎖危機に立たされた。元々はかつての社会保険庁の外郭団体が運営していた保養施設だったのだが、年金改革で売りに出され、なかなか買い手がつかなかったのだ。

「フィギュア王国」にとっても重大な危機だったが、岡山市の学校法人・加計学園が倉敷市の要請を受けて2009年に買収した。高橋選手の後輩たちも、まずは一安心といったところだろうか。

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