市船スポーツドリンク発売　ふなっしー公認！？

スポーツの強豪校として知られる千葉県船橋市の市立船橋高校商業科の生徒が、授業の一環として企業とコラボし粉末状のスポーツ飲料「市立船橋（いちふな）アスリートウオーター」を開発した。

開発に携わったのは同校商業科2年の生徒15人と海上雄太教諭。2013年4月、全校生徒、職員からOBのプロスポーツ選手まで、約3000人を対象にしたアンケートによる市場調査からスタートした。

調査結果の分析から、味の濃さや風味、値段などを絞り込み、「梨風味」の粉末清涼飲料（無果汁）に。成分にはクエン酸と必須アミノ 酸BCAAを配合し、疲労回復と運動後のリカバリーを考慮した。商品開発にあたっては、サプリメントなどを製造販売する健康体力研究所の協力を仰ぎ、1袋30グラム入りで1リットルの水に溶かして飲む粉末タイプとなった。

一方、パッケージデザインに関して、商品名に同校の通称である「市立船橋（いちふな）」を強調し、市船カラーである緑をテーマカラーに採用。30グラム入り5袋セット500円の商品として、パッケージを制作した。

2014年1月には試作品が完成し、1万箱を生産。2月25日には、東武百貨店船橋店で発表会見も行われた。この席に、なんと船橋市非公認ゆるキャラ「ふなっしー」が登場。次のようなコメントを残してくれたのだ。

「すごいね、梨の風味がして、めっちゃ、飲みやすかったなっしなー」
「すーっとして、もうなんか、何杯でもイケそうだったなっしな」
「まさに、ふなっしー公認の梨汁なっしなー」

思いがけない人気者の応援に大喜びした市船の生徒たちは、1年間の授業の最終段階である販売実習に取り組んでいる。同商品は市内の東武百貨店船橋店、スポーツ用品店「スポーツオーソリティ」などで販売中だ。