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スタバもタリーズもない鳥取市民が日本一「コーヒーを買う」理由

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.09.19 17:30
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総務省の「家計調査」(2006年)によると、1人当たりの「コーヒー」の平均購入量が最も多かった県庁所在地は鳥取市だ。街中に喫茶店が多い名古屋市は意外にも43位。コーヒー粉に換算して鳥取市の約半分しか買っていないことになる。

それでは名古屋人がコーヒーを飲まないかというと、そんなことはない。「家計調査」は自宅で飲むコーヒー豆などの量を反映している。1人当たりの「喫茶代」の支出で見ると、名古屋市の3971円は岐阜市に次いで全国2位だ。

名古屋名物・コメダ珈琲店のモーニングサービス(Yusuke Kawasakiさん撮影)
コメダ珈琲店「モーニングサービス」のトーストとゆで玉子

東海人にとってコーヒーは「外で飲むもの」なのだ。一方、鳥取市は1242円と名古屋市の半分にも満たない。それでは「コーヒーを外で飲まない」鳥取市とはどんなところなのか。

実は鳥取県は、47都道府県で唯一コーヒーチェーン「スターバックス」の店舗がない。平井知事は今年7月、テレビのニュース番組でこんなコメントをしている。

「鳥取県にはスタバはないけど、日本一のスナバ(砂場)はある」
スタバのない鳥取人もコーヒー飲み(Yasunobu HIRAOKAさん撮影)
昼食はスターバックス

スタバと並び称される「タリーズコーヒー」も鳥取県には出店していない。店がないから家で淹れるのか、それとも家で淹れる人が多いから出店が進まないのか。

山陰エリア初の出店となった松江市のスタバは、7月の開店初日の売上が全国トップを達成した。コーヒー購入量の多い土地柄だけに、スタバがオープンすれば鳥取人の喫茶スタイルが変わるかもしれない。

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