空き家増加中の秋田で「空き家解体ローン」始まる
2014.07.02 16:58
秋田県では人口減少に伴って、空き家の増加が問題となっている。老朽化し、倒壊の危険がある空き家も多い。雪で倒壊すれば近隣にも危険が及ぶ場合もある。また火災や犯罪の誘因にもなりやすい。空き家の解体が進まない最大の原因は、所有者の資金不足だ。
2014年6月30日から、秋田銀行で「空き家解体ローン」の取り扱いが始まった。融資金額は10万円以上200万円以下。返済期間は6か月以上5年以内。金利は年2.5パーセント。
秋田銀行は、空き家の解体に対して助成制度を設けている大仙市、仙北市、美郷町と提携を結んだ。3市町から解体のための補助金が受けられる場合は、通常年2.5パーセントの金利が2.0パーセントに引き下げられる。