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レトロ建築が名古屋から消えてゆく...栄の明治屋、76年の歴史に幕。このまま取り壊しでよいものか

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.05.23 16:47
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1895年に横浜で開業した明治屋は、高品質の食料品や珍しい輸入品を扱う店として知られる高級スーパーだ。名古屋では3店舗を展開していたが、唯一の路面店だった名古屋栄ストアーが2014年5月22日をもって閉店し、76年の歴史に幕を下ろした。

明治屋栄ビル(Yuya Tamaiさん撮影、Flickrより)
Meidi-ya

1938年に完成した明治屋栄ビルは、地下2階、地上6階の鉄筋コンクリート製。レトロなムードとともに、スマートな魅力も併せ持つなかなか素敵な建物なのだが、耐震基準を満たしておらず、賃貸系借契約の期限を迎えたこともあって、現在の所有者であるソフトウエア開発会社「ダイテックコーポレーション」(名古屋市)が建て替えを決めた。同じ栄の松坂屋名古屋店と、名駅のジェイアール名古屋タカシマヤの明治屋は営業を続ける。

1カ月ほど前から店には閉店の予告が貼られ、4月21日から閉店セールが実施されていた。

1990年代以降、名古屋市内にあった戦前のビルは相次いで姿を消した。隣にあった丸善のビルは既に取り壊され、明治屋栄ビルも取り壊しを惜しむ声が上がっていた。一帯がどのような形で再開発されるのか、具体的な計画はまだ決まっていない。

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