「接骨院の待合室で大声で泣き続ける2歳の息子。周りに申し訳なく思っていると、そばにいた男子学生が...」(東京都・40代女性)
当時のことなど忘れていると思っていたけれど...
施術が無地に終わり、待合室に戻るとその男子学生がまだいたのでぬいぐるみをお返ししようとしましたが、「あげます」と息子にくれました。
その後、帰りの車の中で息子は泣きつかれて寝てしまったのですが、ぬいぐるみをちゃんと抱きかかえていたのがバックミラーに映っていたのを覚えています。
息子も今では20歳となり、地方で一人暮らしをしています。
当時もらったぬいぐるみもちゃんと一緒に持っていっていることを最近知りました。
引っ越しの際にとっくに処分したと思っていましたし、2歳の時のことなんて忘れているだろうと思っていましたが、彼のなかでもあの時の思い出は深く印象に残っていたのかもしれない、と感じました。
同時に、私もパニックになっていたとはいえ、あの時の男子学生さんにはちゃんと名前も聞けなかった上にちゃんとお礼をできていたかどうか、気掛かりとなりました。