「窓から新幹線の中を覗く私を、恐る恐る見つめ返してくる乗客たち。車内には幼い息子がたった一人で...」(神奈川県・年齢不明女性)
車内から一部始終を見ていた人が...
情けないことに私も混乱してしまいオロオロするのみ。しばらくして、長男がキッズ携帯を持っていることを思い出して電話したところ、こちらの心配をよそに本人はどこかのんびりとしている様子。
とりあえず東京から引き返すよう指示をして、私はソワソワしながら、疲れてグズる娘とともに長男が戻るのを待ちました。
そして小一時間ほどが待ち、長男が戻ってきました。本人はやはりけろりとしています。
聞けば、小さなお子さんを連れた若いご夫婦が「降りそこねたの?」と長男に声を掛けてくださり、そのまま帰りの新幹線ホームまで連れて行ってくれたとのこと。車内から事の顛末を見ていたどこかのご家族が、呑気にトイレから戻った息子を見て事情を察してくださったのかもしれません。
イレギュラーな事態に慌ててしまったものの、見ず知らずのご家族のご親切でトラブルにもならず、いまだに我が家の思い出話として話題にあがります。
お出かけ帰りでお疲れだったでしょうに、息子に声をかけていただいた心優しいご家族の皆さん。本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)