「子育てに疲れ、気付けば池のほとりに居た私。蓮の花を見つめていると、隣にいたおばあさんに手を引かれ...」(静岡県・20代女性)
心が折れそうになる度に...
私の2~3歩前を、黙って引っ張って歩いてくれたおばあさん。
途中、おばあさんが知り合いの方に出会うと「さっき知り合ったの」と紹介してくれて、その方にいただいた夏みかんを「はい、あなたにも」と数個わけてくれました。
その後も歩き続け、おばあさんが「じゃあ、私はここまで」と言ったのは、自宅から200メートルほどの見なれた場所。
「大丈夫、頑張ってね」――そう言い残して、おばあさんは去っていきました。
残された夏みかんを温かく感じたのは初夏のせいだったのか、私にはわかりません。
見知らぬおばあさん、あの時は本当にありがとうございました。その後、何回も心折れそうな時がありましたが、あなたの姿を胸に母として踏ん張ってきました。
そしてこの冬、姉妹に妹ができます。あなたがあの時、側にいてくれなかったら存在しない命だったかもしれません。
心の底から感謝しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、体験の時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)