寒い冬こそ、外の世界に飛び出さない? 飛騨高山で体も心も整える「GOOD LOCAL」な一泊二日を
これぞ冬の楽しみ!
Day2
10:00飛騨里山スノーシューで、冬ならではのレジャーを満喫
ホテルでゆっくり休み、翌朝。朝食を食べたらチェックアウトして(同ホテルのチェックアウト可能時刻は10時まで)、冬の飛騨を満喫するため「飛騨里山スノーシュー」へと出かけよう。
一面の銀世界――里山の雪景色を堪能しながら、スノーシュー(雪の上を歩くための専用の靴)をはいて散策できるアクティビティだ。
高山駅から20分弱の飛騨古川駅に向かい、そこから歩いて10分ほどの「飛騨古川デスク」(SATOYAMA STAY NINO-MACHI内)で受付。さっそく出発だ。静かな山里をゆっくり歩くことで、忙しない日常では味わえない静謐さに浸れるだろう。
13:00 「蕪水亭 OHAKO」で、旅の思い出を振り返りながらランチ
体を動かしお腹が減ったところで、待ちに待ったランチ。
飛騨古川駅から5分ほど歩き、訪れるのは、レトロな趣のあるカフェ「蕪水亭(ぶすいてい)OHAKO」である。
香りが良い、飛騨産のそば粉を使った本格手打ちそばや、薬草料理を楽しめるのが特徴だ。
「薬草料理」とはいわゆる薬膳料理とは違い、飛騨の自然に自生する野草の中から、薬効のある「食べられる野草」を調理したもの。
中でも、「薬草ランチプレート」(税込み980円)は薬草料理が少しずつ楽しめる。
デザートには、キク科の草「メナモミ」のシフォンケーキとコーヒーを付けることも可能。体の内側から健康になれそうなメニューだ。
15:30 「やわい屋」の屋根裏図書館にワクワク
楽しい旅はあっという間。1泊2日の最後を締めくくるのは、地元の工芸品や私設図書館を楽しめる「やわい屋」だ。
飛騨古川駅の隣、「飛騨国府」駅から約5キロの道のりは、タクシーなら片道2000円ほどでたどり着く。
のどかな風景の中にひっそりとたたずむ元古民家の、屋根裏にある私設図書館だ。まるで子供の頃に憧れた秘密基地のようで、読書がはかどること請け合いである。
ラインアップは人文系の書籍中心。ワンドリンクサービス付きで、1日500円で電源とWi-Fiも利用できる。
そして、「展示室4'33"」には、店主が選りすぐった地元の工芸品が、工夫をこらして展示されている。
その中には、ホテルアラウンド高山で使用されているペンダントライトと同じものも。
気に入った器などの一部は、公式通販サイトでも購入が可能。持ち帰るのは重たくてちょっと......という人に嬉しいサービスだ。
飛騨国府駅まで戻る道すがら、タクシーに揺られながらあなたの脳裏に浮かぶのは、どんな思い出だろうか。高山駅から名古屋駅、そして東京駅へと帰る新幹線の車内で、この2日間、自身で体験した飛騨高山の「GOOD LOCAL」が次々に思い出されることだろう。