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これがプロの技...! 木工職人が松から作った「トイレットペーパー」に驚きの声

福田 週人

福田 週人

2021.10.01 17:01
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トイレットペーパーは何から出来ているか。元をたどれば「木」である。

しかし、「木からできているトイレットペーパー」が、必ずしもトイレで使えるとは限らないらしい。

これではお尻は拭けないんです...(画像はハナノ工場@hanano48385306さんのツイートより)
これではお尻は拭けないんです...(画像はハナノ工場@hanano48385306さんのツイートより)

どこのトイレでも見かけるような、2つで1セットのトイレットペーパー。しかし、片方のものだけ茶色い。もともとそういう色の製品なのか? でも、なんだか表面に木目のような模様もあるし......。

実はこれ、トイレットペーパーの形をした木工品なのだ。

こちらの写真に対し、ツイッター上では、こんな声が寄せられている。

「凄い。一瞬、分かりませんでした」
「げげ!ダミーか!? 俺のお尻どうしてくれるんですか」
「いざとなれば...(笑)」
「原料は同じですが前と後だぁ」

話題になっているのは、北海道・遠軽町の動物寄木細工専門店「ハナノ工場」のツイッターアカウント(@hanano48385306)が21年9月29日に投稿した写真。Jタウンネット記者は同日、工場長の三浦毅(52)さんに話を聞いた。

「紙の質感を出すようにこだわった」

「ハナノ工場」は動物をモチーフにした寄木細工を制作している。天然木を使用し、着色を一切行わないことで、木材本来の温かさや風合いを感じられるのが特徴だ。

注目を集めた「トイレットペーパー」も三浦さんの作品の一つで、制作したのは5年前。写真は29日に撮影したものだという。

「本当に意味は無く、なんとなく作りたくなって作りました(笑)」

と三浦さん。

素材は松。木の塊に穴を開け、ベルトサンダー(木材や金属の表面を電動で研磨する機械)で削って作っているそう。制作に際しては、紙の質感を出すようにこだわったという。道理で本物そっくりに見えたはずだ。

ちなみに、写真奥の白いトイレットペーパーの方は本物とのことだ。

三浦さんは、

「くだらなくて意味のない物ですが、こういうのを作るのは大好きです」

と語る。次なる「くだらなくて意味のない物」にも期待したい。

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