有効にしたCookieは「食べて削除」 ユーモアあふれるクッキー型に反響
2021.09.26 20:00
「実はcookieがどういうものかよく知らなくて...」
同社代表の楢﨑友里さんによると、投稿の写真のクッキー型は9月上旬、京都にあるレンタルスペースの工房で制作したものだ。
「3Dプリンターを使っての物づくりを練習していて、その一環でクッキー型を作ろうと思いました。
それで、どんなデザインにしようかと考えていた時、ふと『Cookie』のポップアップが思い浮かびました。私はCookieというものがどういうものかよく知らなかったのですが、なんとなくそのポップアップが印象に残っていて、『これをクッキー型にしたら面白いのでは?』と思ったんです」(楢﨑さん)
まず3Dソフトを使って立体デザインを形成したのち、3Dプリンターで出力して作った。その型を使って焼き上げたクッキーが、こちら。
楢﨑さんにとっては、クッキー型よりもクッキー生地を作る方が難しかったそうで、「実は、投稿写真のものは一度生地を作り直した2回目のものなんです。それでも作っている際は楽しかったし、クッキーも美味しかったのでよかったです」。
その後、型に改良を加え、22日に外部に依頼して製品版を制作。試作品との違いは、天面にあるテキストを消して、代わりに生地に押し付けやすいように持ち手を取り付けている点だ。
製品版は、クッキー型専門のオンライン販売サイト「SACSAC」上で、1210円(税込み)で販売されている。
今回、ツイッターで大きな反響があったことについて、楢﨑さんは、
「嬉しいですし、やっぱりみんな私と同じように、心のどこかで『cookie』のことが気になっていたんだなと思いました」
とコメントしている。