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透かして見える、紅い宝石「虫鬼灯」 自然界が生んだ職人技に見惚れちゃう

松葉 純一

松葉 純一

2021.09.23 20:00
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テントウムシが作る、見事な「虫鬼灯」

投稿者「Yupon」さんがこの「虫鬼灯」を発見したのは、9月15日、東京都の自宅の庭だったという。

「実を覆っている萼の部分は縦3センチあまりです。ホオズキはいつの間にか庭に生えていたもので、虫がついても放任しているため、毎年半分くらいの実はこんな風になります。ただここまで完成度が高いのは珍しいので、見つけたときはうれしかったです」(「Yupon」さん)

見事な細工をしたのは、どんな虫なのだろうか?

「ニジュウヤホシテントウなどに萼を食べられて、脈だけがレース状に残ったホオズキです」と「Yupon」さん。

この珠玉の逸品を作った職人のうちの一種・ニジュウヤホシテントウは、その名の通りテントウムシの一種。ナス、ジャガイモ、トマト、そしてホオズキなど、ナス科の植物の害虫として知られる。他にも、カメムシなどが好んでこのガクの部分を食べるそうだ。

「Yupon」(@yupon_U)さんのツイートより
「Yupon」(@yupon_U)さんのツイートより

ツイッターには、網の中で輝く実をみて、昔を懐かしむユーザーも複数いた。

「昔、庭にあった鬼灯を頑張ってうまいこと実揉んで皮取って吹いてたの思い出した めっちゃ懐かしい」
「昔は中の種を上手くとって口の中で膨らまし器用に音を出して遊ぶ女の子たちがいましたね」
「私は母のように口に入れて鳴らすことが出来なかった思い出が有ります...これはこれで綺麗ですよね」

ほおずきの実は中身を取り除いて空っぽにし、風船のように膨らませ、口に含んで音を鳴らす子供のおもちゃとして楽しまれていた。

今では懐かしい貴重な習慣になってしまったかもしれない。

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