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広島県に実在する、冗談みたいな名前の通りがこちらです

福田 週人

福田 週人

2021.09.14 17:13
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「噂通りに良いお店ばかりだった」から

「もともと可部は大きな商業地として栄えていた町で、昭和の第一回東京五輪の頃は盛り上がりのピークでした。しかし、その後は段々と廃れていき、一時期はほとんど住宅街になっていたんです。
そこで、『可部をもう一度商業の町として盛り上げたい』と思ったのが始まりでした」

と大戸さんは説明する。その町おこしの一環として、19年の夏、自身がオーナー兼支配人を務める「ホテルリッチ」のキャッチコピーの制作を外部のコピーライターのグループに依頼した。

「その際、ライターさんたちに実際に可部に来ていただいて、色々とホテルのことや地元のお店のことなどをプレゼンしたあと、通りにあった全部のお店をハシゴしてもらったんです。
そうしたら、『噂通りに良いお店ばかりだった』といたく喜んでもらえまして、ライターさんの方から、『ホテルではなく、この通り自体に名前を付けた方が町おこしになると思う』と提案されました。同時に『噂通り』という名前も考えてもらって、決定しました」(大戸さん)

その後、20年の4月には名付け親のコピーライターから、記事冒頭の写真にある「噂通り」の標識が送られてきた。現在、標識はホテルリッチの駐車場に置かれたこの一つだけだという。

「り」の文字に鳥のシルエットがある(画像は大戸さん提供)
「り」の文字に鳥のシルエットがある(画像は大戸さん提供)
「今はまだまだ小さな通りですが、今後はもっともっと『噂通り』のエリアを拡大していきたいです」

と語る大戸さん。今回、ツイッターで反響があったことについては、

「ありがたいですし、うれしく思っています。投稿者の方にも感謝しております」

とコメントしている。

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