2週間ぶりに自転車に乗ろうと思ったら... カゴの中でまさかの「入居者」がくつろいでいた
2021.08.16 20:00
近づいてもなかなか逃げなかった
DeadHeadさんがキジバトの写真を撮影したのは12日の朝、JR弥彦線の燕駅(新潟県燕市)に隣接する駐輪場でのこと。
普段はロードバイク通勤で雨の日のみ電車を利用しているというDeadHeadさん。この日は午後から雨の予報だったため、2週間半ぶりに駅に駐めてあった自転車を利用しようとしたところ、カゴに巣が作られているのを発見した。当時の状況を聞くと、
「自分の自転車を見つけた時に何かと目があった気がして、それが鳩だと理解するのに少し時間がかかりました。
仕事もありますし、この状況をどうしたらいいか悩みましたが、鳩があまりに堂々としているのでとりあえず記念撮影することにしました」
と説明。キジバトはDeadHeadさんが近づいてもじっとしており、簡単に撮影ができたそうだ。
ちなみに、自転車のカゴには羽毛と木の枝がこんもり詰まっていたが、まだ引っ越してきて間もないようでサドルや車体は綺麗なままだったとのこと。
「(発見時は)こんな経験は初めてなので戸惑いました。人間サイドの都合で言えば、鳩のために買って半年の自転車を諦めて放置自転車にするのも問題ですし、仕事に遅れることも問題でした」(DeadHeadさん)
その後、キジバトは自転車の鍵を2つ外す間もじっとしたままだった。「逃げないならこのまま一緒に出勤しても良いかな」と思い、DeadHeadさん軽く動かそうとしたところで、ようやく逃げていったという。
改めて、今回のことについての感想を聞くと、DeadHeadさんは、
「調べたところ、キジバトは他の鳥の作った巣でも構わず流用するということなので、近くの朽ち果てた自転車のカゴに巣を移してやりました。
戻ってくるのか、他をあたるのかはわかりませんが、鳩には申し訳ないことをしたなと思っています」(DeadHeadさん)
とコメント。皆さんもしばらく使っていない自転車があれば、ちょくちょくカゴをチェックした方がいいかもしれない。