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実録!ご近所トラブル

「見知らぬ土地に放り出され、タクシーも呼べない。途方に暮れる私を、ずっと見ていた人がいて...」(香川県・40代女性)

福田 週人

福田 週人

2021.06.22 18:00

「女の子2人、ずっと立ってて気になって声かけたのよ」

「あなた達、さっきからタクシー待ってるの?」

そう声をかけてきたその女性は、その日は土曜日だからスーパーが18時で閉店すること、ここで待っていてもタクシーはもう来ないことをA美さんたちに教えてくれた。また、タクシーは電話で呼べば来るということも、広告を指差して教えてくれたという。

「が、当時携帯はガラケーで日本に置いてきてる。
公衆電話はあるが、全く使い方が分からない!
例え電話が繋がっても、つたない私の英語で通じるだろうか?
タクシー来てくれる? いや、絶対来ない!」

事情は把握できたものの、解決には程遠く、またもや頭を悩ませるA美さん。

すると、その黒人女性は再度A美さんたちに声を掛け、「私も今タクシーを呼んだの。ねぇ、一緒に乗らない?」と誘ってくれたという。

その言葉に甘えて同乗させてもらうことにしたA美さんたちに、女性はさらに「タクシー待ってる間ソフトクリーム食べよう!」とカフェに誘い、

「名前はシンディー、町外れに実家があるから今から帰るの。
ベガスの郊外は夜、危ないよ! 私は3分の場所でもタクシーに乗るの。
女の子2人、ずっと立ってて気になって声かけたのよ」

と教えてくれたそう。

シンディーさんはタクシー乗り場で途方に暮れていたA美さんたちを、ずっと心配してくれていたのだ。

画像はイメージ
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やがてタクシーが到着すると、

「あなた達を先にホテルに送るから、大丈夫、何も心配しなくていいから!」

と、ホテルまで送り届けてくれたシンディーさん。

別れ際にA美さんがタクシー代を渡そうとしても、「ここは実家に帰る通り道だからついでよ!」と、結局受け取らずに帰っていったという。最後の最後まで親切で素敵なシンディーさんだった。

「後から考えると、シンディーは私達の為にかなり遠回りをしてくれたんじゃないかなぁと。
タクシーの運転手さんとシンディーの会話から察するに、彼女の実家へは5分位の距離だったのではないかと思います。
なのに、見ず知らずの私達に付き合ってくれ、時間を割いてくれた。あんなにも親切にしてもらい、15年たった今でもシンディーの優しさを忘れる事ができません。
英語が殆どできない私は、ありったけの『THANK YOU!THANK YOU!』を伝えるのが目一杯でしたが、あの時シンディーが声をかけてくれなかったらどうなってたのかと思うと、本当に感謝の気持ちで心が暖かくなるのです」(A美さん)

「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!

コロナ禍で旅行に行きづらい今、せめて過去の旅行の素敵な思い出を振り返りたいという人も多いだろう。

そこでJタウンネットでは読者の皆様の「旅先のほっこりエピソード」を募集したい。

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