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クレオパトラが愛した「ガルギール」使った麺、岩手で誕生 一体どんな関りが?メーカーに聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2021.05.29 08:17
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クレオパトラの美しさの源?

「カフェバグダッド」(@cafebaghdad)さんのツイートより
「ガルギールというのは、エジプト生まれのアブラナ科の野菜です。1995年、当時の衣川村村長だった佐々木秀康氏の実弟、佐々木良昭拓殖大学教授から種を預かったことがきっかけでした。
佐々木教授がエジプトに数年滞在していた時、その栄養価の高さに着目し、日本に持ち帰ったということです。衣川地区の農家で試験的に栽培したそうですが、結局、市場に出ることはなく、自家用に栽培されていたということです。
このガルギールの葉を刈り取って、粉末状にして、麺に練り込んでみたらどうかと考えたのが、弊社の大澤博代表でした。つるつるとした食感で食べやすく、冷やしてざるそばのように食べたり、また寒いときは温かくしてもおいしい、と好評です」(ガルギール開発担当者)

エジプト・ナイル川と奥州・衣川との接点はというと、衣川村元村長の実弟・佐々木良昭教授のエジプト滞在だったらしい。

「カフェバグダッド」(@cafebaghdad)さんのツイートより

ところで、ガルギールとはどんな野菜なのだろう? 

西洋野菜の「ルッコラ」の原種ではないかとも言われているが、「ゴマに似た芳ばしい香りがして、かすかに辛味や苦味もあります。基本的には生のままサラダなどの調理法が多いとされています」と担当者。

その栄養価の高さから古代エジプトでは、クレオパトラが美しさを保つために、好んで食べたと伝えられているそうだ。カルシウムはほうれん草の3.6倍、ビタミンCはキャベツの2.5倍も含まれているという。

一度食べてみたい人は、地元・奥州市や平泉の飲食店で探すといいだろう。ガルギール開発HPのオンライン通販でも購入できる。

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