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「ねこはやらない ひとががんばれ!」 感染予防を呼びかける猫がかわいすぎる...!作者に誕生秘話を聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2021.05.29 20:00
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きっかけは「いとしのムーコ」

実はこのポスターには、犬バージョンも存在する。

(画像はみずしな孝之さん提供)

みずしなさんが先に描いたのは、この犬バージョンだった。約1年前の、緊急事態宣言が初めて出された頃に描いたそうだ。

「(犬のポスターを描いたのは)自分でも守れるように...と。
自分のマンガ作品である『いとしのムーコ』のキャラクターで描いてツイッターに上げたら たくさんの方に評価して頂いたので、せっかくならばとねこバージョンも描き増した次第です」

そう、ポスターに描かれているかわいらしい柴犬は、みずしなさんの作品「いとしのムーコ」に登場する主人公・ムーコなのだ!

ちなみに、右下の隅でムーコといっしょにテレビを観ている男性は、同作品に登場する「こまつさん」。そして「きょりたもつ」の欄でムーコから距離をとっている女の子は、「玲奈ちゃん」のようだ。

「もともと自分に向けてのものなので、習慣にしたかったことを直接的に描きました。掲示されて人目に触れる可能性を考えて、おもに子供がそのまま真似できることをわかりやすく描いています」

と、みずしなさん。

この「ムーコ」のポスターをきっかけに生まれたのが、うりさんが訪れた動物病院にも貼ってあった猫のポスターである。

「ねこバージョンは、いぬバージョンありきのパロディとして、自分の思う、ねこの自分勝手でかわいいところ、愛しいところが出るように描きました」

と、教えてくれた。

(画像はみずしな孝之さん提供)

犬バージョンのコピー「いぬでもできる」に対して、猫バージョンは「ねこはやらない」。

イラストも、犬はせっけんをしっかり泡立てて手を洗い、うがいし、顔から前脚を遠ざけていたが、ネコは水を「チョイチョイ」と触れ、コップを倒し、堂々と顔を洗っている。

どこかワガママでふてぶてしい、猫ならではのかわいさが詰め込まれていて、クスリとしてしまう。

みずしなさんは、2種のポスターについて何度か改稿を重ね、11日には最新版をツイッターに投稿。ローソン・ファミマ・ポプラのネットワークプリントサービスから印刷できる。

これについては、

「お手持ちのプリンタで印刷して頂いてもOKです。ご家庭・職場など自由に貼って頂いて問題ありません。商用利用はお断りします」

と、ツイートしている。

感染対策を意識して継続するのは大変だが、これらのポスターを貼っておけば、やさしい気もちで対策を続けられるかもしれない。

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