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青森県が星野源&新垣結衣の結婚を祝福 「ホシ&ガッキー」でちゃっかり特産品アピールも

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.05.20 17:00
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「青森県の話題につなげられないかなと思いまして...」

取材に応じたのは、青森県観光企画課の「まるごと青森情報発信グループ」の職員。今回「干し柿」のツイートを投稿した理由について、

「結婚発表を受けて、青森県の話題につなげられないかなと思いまして...。その中で、お二人の名前を、少しもじって、干し柿だなとひらめきました」

と話した。さすがは、県の観光企画課である。

SNS上では「おもしろい!」といった声のほか、干し柿が青森南部地方の特産品だとは知らなかったという声もあがっている。その点について、担当者は

「青森といえば、りんごというイメージがあると思います。でも実は南部地方では、昔から干し柿をつくっていて、妙丹柿(みょうたんがき)という柿を使っているんです」
妙丹柿。4~5年前に撮影したもの(画像は「まるごと青森」から)
妙丹柿。4~5年前に撮影したもの(画像は「まるごと青森」から)

まるごと青森の公式サイトによると、妙丹柿とは青森県南部地方で古くから栽培され、「南部ガキ」とも呼ばれていたという。

その導入時期は定かではないものの、1948年に発行された「果樹園芸学上巻」(菊池秋雄著)にある「三戸郡の妙丹は200年前後の老木は少なくない」との記載から、250年以上前から栽培されていた可能性があるそうな。

また妙丹柿は、他の柿と同様に「生食及び干ガキとして利用されますが、その持ち味は何といっても干ガキにあります」。南部地方では、皮をむいた柿を約55センチの干し柿専用の竹串に「横から10個刺し、それを10列スダレのように」つなげるという、地方特有の加工方法を用いている。

同グループの担当者によると、妙丹柿は例年11月下旬に収穫され、12月上旬から1か月くらい自然乾燥させるという。写真は4~5年前に撮影したもので、干したばかりの柿なんだとか。

こちらの干柿、甘くてとっても美味しいとのこと。担当者は、投稿が拡散されていることを受け、

「ツイッターを見ますと、地元の人でも干し柿が特産品だったことを知らない人がいましたので、便乗ではありませんが、ちょっとでもお知らせできてよかったと思っています...!」

とした。

青森県南部地方の特産品は...、干し柿!もう、覚えてしまった...!

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