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広告写真にしか見えない... 身近なアイテムを使って、自宅でオシャレな写真を撮る方法

福田 週人

福田 週人

2021.04.14 11:00
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ドリンク類のテレビCMやポスター広告なんかを見ていると、実に瑞々しくて爽やかな演出が添えられている。そのドリンクのことを初めて知ったにも関わらず、なんだか飲んでみたくなる。

今回、そんな広告レベルの演出を、どこのご家庭にもある「ある物」を使って再現したという写真が、ツイッターで話題になっている。

それが、こちらだ。

CMとかでよく見るやつだこれ!(画像は増田椋太@ryota__masudaさんのツイートより)
CMとかでよく見るやつだこれ!(画像は増田椋太@ryota__masudaさんのツイートより)

写真では、海や川ででも撮影しているのだろうか、水が流れている様子がはっきりとわかる水中に、青いパッケージの缶ビールが漂っている。缶ビール単体を撮影するよりも、何倍も涼やかで美味しそうに感じる写真だ。

しかし、ただ水の中に缶ビールを入れても、すぐに沈んでしまったり流されてしまったりしそう。一体どんな高度な撮影テクニックを使ったんだろうか......と、思いきや。

撮影現場はこんな感じ
撮影現場はこんな感じ

実はこちら、水を張ったバスタブの中に透明のイスを置き、その上にラップをかぶせた缶ビールを乗せているだけなのだ。特殊な機材やセットは何一つ使用していない。たったこれだけで、こんなハイクオリティな写真が撮れるなんて......すごいぞ、ラップ!

あふれ出る「水感」

話題になっているのは、ツイッターユーザーの増田椋太(@ryota__masuda)さんが2021年4月10日に投稿した写真。Jタウンネット記者は12日、増田さんに詳しい話を聞いた。

福岡県出身で、現在は関東の制作会社のディレクターとして勤務する傍ら、副業で出張撮影サービスのカメラマンとしても活動しているという増田さん。普段は出張撮影サービス内での撮影が多く、主に人物写真をメインに撮影しているという。

今回のラップを使った写真は3月下旬、自宅の浴室にて撮影したもので、

「今回のような写真はコロナ禍の息抜き、という感覚で遊びの延長として撮影したものです。自宅の中で非日常な撮影ができないかと思い、思いつきで撮影しました。なかなかコロナ禍で外出できない中でのストレスが生まれていたので、自分の中にある『写真欲』という部分を満たすために取り組みました」

と、撮影に至った経緯を述べた。

なお、ラップを使った撮影を思いついたきっかけについては、

「涼しげな感じ=水の中、という形で浴室での撮影に臨みましたが、少しイメージと違うというか...もっと煌めきや『水感』を出す方法はないかな、と家の中をうろついていたときに食品ラップが目に留まり、物は試しということで使ってみました」

と説明。

「出来上がった写真自体にはとても満足しています。家の中でもこれだけ表現に幅を持たせることができるんだな、と再認識できました」(増田さん)

こちらの写真に対し、ツイッター上では、

「おしゃんてぃ」
「めっちゃ冷え冷えで美味そうな写真に」
「氷に浸かった冷えて美味しいビールに見えますね」

といった声が寄せられている。このような反響について、増田さんは、

「素直に驚きと恐怖心が芽生えています(笑)。普段、出張撮影サービスにて撮影させていただいたお写真を定期的に掲載しており、『Twitterでバズるなら、その出張撮影サービスで撮った写真だといいなぁ』という気持ちで長年写真投稿をしていましたが、まさか食品ラップでバズるなんて夢にも思っていませんでした。
投稿に付帯する宣伝にも書きましたが、『食品ラップの気持ちを考えろ』といったご指摘がきてしまって叩かれたらどうしよう...と今もビビっています。これも何かの縁だと思うので、これからは食品ラップに人生を捧げていきます」

とコメントしている。

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