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なぜ餃子屋にエリザベス1世?→襟をよく見たら... インパクトしかない看板が札幌で発見される

大久保 歩

大久保 歩

2021.01.29 20:00
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並べた餃子が「エリザベスカラー」みたいで...

Jタウンネット編集部は27日、この「なかよし餃子 エリザベス」を経営する、「デクスチャー」(札幌市)を取材。同社の代表取締役社長・久米井大輔さんが応じてくれた。

まず、最も気になる看板のデザインの理由を聞くと、

「当店の餃子は、フライパンに放射線状に並べて焼いているのですが、餃子が丸く並んだその様が、エリザベスカラー(犬が傷口を舐めるのを防ぐために首につけるもの)の様だと思い、そこから、エリザベス女王の首に餃子を巻き付けるアイデアを思いつきました」

と、教えてくれた。そして、そのまま、店名が「エリザベス」になったそう。

さらに、丸く並んだ餃子たちが、まるで仲良しのようにぴったりくっついて並んでいることから「なかよし餃子」という冠を付けたそうだ。こうして、「なかよし餃子 エリザベス」が誕生したのである。

今回、店の看板がツイッターで大きな反響を呼んだことについては、

「少しでもインパクトのある看板にしたいと思い作ったので、狙い通りのリアクションを実感できて、良かったと思います」

と、コメントした。

ちなみに、「なかよし餃子 エリザベス」には、姉妹店もある。

「なかよし餃子 クレオパトラ」だ。

コブラより餃子のほうがかわいいかも(写真はデクスチャー提供)
コブラより餃子のほうがかわいいかも(写真はデクスチャー提供)

こちらも、額の上に餃子が付けられている。耳飾りや首飾り、服の模様も餃子だ。

こちらのデザインについては、

「エリザベス女王以外で世界的な女王はいないかと考え、クレオパトラにしました。こちらは首に餃子を巻くのではなく、頭の上のコブラの様な部分を餃子にしてみました」

とのこと。なお、「なかよし餃子 クレオパトラ」では、せいろ蒸しの点心をメインにアジア各国の料理が楽しめるという。

なかよし餃子エリザベスの公式ツイッターでは、26日、ヴヌア マキ才さんの投稿を引用リツイートしつつ「看板同様に餃子も個性強め」と投稿している。

どんなところが個性的なのだろうか。そう尋ねると、

「皮から餡から、すべてこだわりまくった、他には絶対ない自慢の餃子です」

と、力強い答えが返ってきた。

「一番人気の『豚と生姜の餃子』のこだわりは、まずお肉を挽肉だけじゃなく、手切りで角切りにしたお肉も入れていますので、ゴロゴロとした肉の食感を楽しめます。
また、肉以外の具材にもこだわりがありまして、細かく切ったガリが生姜の風味と甘みを出しさらに蓮根のカリカリとした食感がアクセントを生みます」

とのこと。説明だけでよだれが出てくる筆者。久米井社長はさらに続ける。

「『羊とクミンの餃子』はさらに個性的です。こちらも挽肉に加え手切り肉で食感を出し、さらに、クミン(スパイス)で独特の風味を出しています。
また隠し味のセロリが全体をまとめてくれています。ラム肉の美味しさを引き出した超個性派餃子です」

どちらの餃子も、皮に米粉を混ぜて1枚1枚手で伸ばしているため、モチモチとして食べごたえがあるそうだ。

「なかよし餃子 エリザベス」と姉妹店の「なかよし餃子 クレオパトラ」は、ECサイトでの通販も行っている。店の人気商品「豚と生姜の餃子」や「羊とクミンの餃子」も冷凍された状態で配送してくれるので、気になる人は試してみてはどうだろうか。

2月1日18時34分追記:記事初出時、店名の表記に一部誤りがありましたので修正しました。

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