組み合わせのギャップがすごい 本物の「自衛隊ヘリ」を展示する漬物屋さんが話題に
2020.12.16 06:00
緊急搬送にも使われていた
取材に応じた代表取締役の大平國泰さんはこのヘリコプターについて、
「大村市の海上自衛隊から借りているもので、現在は退役してエンジンなども取り外されていますが本物です。現役のころは通常の自衛隊活動の傍ら、長崎の島々からの要請を受けて島から大村市の国立病院まで病人を運ぶ緊急搬送の任務も行っていたと聞いています」
と説明した。本当にかつて使われていたヘリコプターのようだ。
では、なぜそのヘリが今ここに? 大平さんに聞くと、
「本来、退役したヘリコプターが民間企業に貸し出されることはないのですが、弊社では元自衛隊員も数名雇用しているという縁がありまして、15年ほど前に先代の社長が大村の海上自衛隊に貸し出しを依頼したところ、許可をいただきました。それ以後、毎年貸借の契約を更新するという形で借りております。
私たちとしてはヘリコプターを展示することで店の集客効果を見込めるし、海上自衛隊としても隊のPRや新規隊員の獲得などに繋がるとのことで、お互いにウィンウィンな関係になっています」
と話した。
また、ツイッターでの反響について大平さんは、
「興味を持っていただけるのなら良いと思います。ぜひ見に来てもらって、ついでに漬け物も買っていっていただければと思います」
とコメントしている。