鉄道会社なのになぜ...? 南海電鉄が「音楽スタジオ支援」に乗り出した意外な理由
[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年5月26日放送の「今日の拡散希望さん」のコーナーでは、南海電鉄(大阪市)が異業種への支援活動を始めたことを紹介していました。
大阪なんばを起点に大阪南部~和歌山を結んでいる南海電鉄。社員の自由な発想と情熱を事業化するために新規事業部(部員8人)を立ち上げました。
その第二弾プロジェクトとして生まれたのが、音楽活動トータル支援マッチングサイト「Every Buddy」です。
合言葉は「コロナからコルナへ」
Every Buddyはバンドメンバーや音楽仲間に特化した登録制マッチングサイト。相性や音楽ジャンルの近いユーザーが表示され、「いいね」ボタンを押してお相手とマッチングできます。
音楽のジャンルや求めている楽器のパートを選んでバンドメンバーを募集、その上で練習ができるおススメの練習スタジオも紹介してくれるとのこと。
2019年末以降で約300人が登録、サイト内でバンドメンバーが見つかったとの声も出ているそうです。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、大打撃を受けているライブハウス。
そこで、このサイトを企画した担当者は「自分たちにもできることはないか」と、新規事業部として「STAND BY MUSIC(音楽で立ち上がれ)~リストバンド~」を企画制作しました。
二人の好きな映画「Stand by Me」のイメージを表現したこのリストバンド、ウェブ上で1つ1100円で販売し、経費を差し引いた分を練習スタジオへ寄付するとのこと。
バンドマンらの間でよく使われる「コルナサイン」(ロックで使われる前向きなサイン)を引き合いに、「コロナからコルナへ」という思いを込めたといいます。
人と人、人と場所を繋ぐこの活動、「南海電鉄」の懐の深さにも感銘しました。
(ライター:まみ)